【稗史(はいし)倭人伝】

稗史とは通俗的かつ非正統的な歴史書等をいいます。 現在進行形の歴史を低い視点から見つめます。

安倍晋三記念小学校が集めた寄付金はどうなる?

籠池理事長が学校設立の申請を取り下げたとか。
誰かが猫の首に鈴をつけたのだろう。
この理事長、自分からすんなり諦めるようなタマではない。
十分な見返りの提供があったはずである。
申請取り下げでホッとしている人間も少なくなかろう。
何よりマスコミの追及も下火になっていく。

しかしながら、まだまだ問題は多く残っている。
「安倍晋三記念小学校」という名称を使って集めた寄付金の処理がある。
いくら集まったのか分からないが、これも返さなくてはならないのではないか?
もしかすると億単位で集まっていたかもしれない。
何と言っても『安倍晋三』という名前が入った奉加帳が回ってくればそれなりに奮発する連中も多かろう。

三月十日の籠池発言
籠池氏「私は今ここで一端下がりますが、また再びチャレンジさせていただきます。建設地が大阪だろうがどこだろうが、日本国民としては一緒。(学校建設は)一回だけの人生、天から与えられた使命だ」

寄付金を返さないで済むようにという伏線か?

土地の買い戻しも残っている。
「原状に戻した上で、売値の一億円余で買い戻す」という国の主張は実行不能だろう。
近畿理財局の主張するように、八億円の廃棄物処理費用を差し引いた売値が一億円であったとしても、廃棄物処理は森友学園が自費でやったのである。
八億円は森友学園に現金で渡されたわけではない。
一億円の土地に森友側が八億円分の価値を付加したのである。
それを一億円で買い戻すのは余りに道理にはずれている。
ただし、これはあくまで、理財局の主張するように、その敷地がゴミだらけの土地であり、森友側が実際にそれだけの工事をしたということが事実であるとするならば、である。
どうせ、どこを掘ってもゴミなどほんのわずかしか出てこないだろう。
理財局が大量のゴミを確認したという話が真っ赤な嘘だったか、森友側の言うようにちゃんと処理されたかのどちらかということになる。
国が八億円の値引きの正当性つまり廃棄物はあった、と主張する限り、国は八億円を籠池氏に返さなければならない。
国が一億円で売った土地つまり一億円の価値しかなかった土地が、九億円の価値になって戻ってくるのだ。
これでは籠池が八億円の損をする。

更に、校舎の建築費の問題がある。
只で小学校を手に入れようとした人物である。
手持ちの金で建築できるはずがない。
が、建築業者に払う分くらいは用意しているだろう。まさかそれまで踏み倒す積もりだったとは思えない。
どこからか建築費を調達したはずである。
銀行の融資がついたという話もあるが、銀行が無担保で五億十億の融資をするとは思えない。
もしかするとその土地に抵当権が付けられているかもしれない。
登記簿を見れば一目瞭然なのだが、私はそこまでするつもりはない。
もし抵当権でもついていれば、国が税金でそれを外さなければならない。
もっとも、それだけの価値のある『誰かの保証』でもあれば無担保の融資もあるかもしれない。

籠池理事長としては、「ゴミの除去費+校舎の建築費+相応の利益」が補償されなければ降りるに降りられない。
勿論、相応の利益には諸々の口止め料が含まれる。

三月十日の会見での籠池発言
籠池氏「国会議員から口利きもしてもらっていないし、安倍(晋三)首相や昭恵夫人から何かしていたいただいたことはない。

奴らはこれを言わせたかったのだろう。
そして籠池にこれを言わせた奴らは、又すべてを税金で処理する積もりでいるのだろう。


※ コメントは歓迎しますが、長すぎるコメントはご遠慮下さい。


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小池百合子の人間性には嫌悪感しか覚えない

鳥越氏を”病み上がり”呼ばわり!
指摘されると”いやいや記憶にないですよ”と、反射的に嘘をつく。
証拠を突きつけられると、”もし言っていたならば、失礼なことを申し上げて恐縮”と、へらへら笑ってはぐらかす。
”もし・・・したならば”、とはじめに付けるのがこの連中の定番。
謝ったような、謝らないような。
挙げ句の果てには、”選挙とはそんなものなんですよ坂上さん”と訳の分からぬ逃げ口上。
Yahoo! JAPAN・動画

小池と言えば、こちらまで恥ずかしくなるような発言を思い出す。
旧聞に属するが、

小池防衛相に失笑「私は日本のライス」  スポニチ 2007年08月11日
臨時国会中に訪米し、与党内からも批判されている小池百合子防衛相(55)が9日(日本時間10日)、現地で講演した。ライス国務長官(52)を引き合いに出し「私は日本のライスと呼ばれている」「(私のことを)マダム寿司と呼んで」などと大はしゃぎ。ライス氏についても「姉妹のような関係」と述べ、内閣改造での続投に向けてアピールしたが、党内からは「目立ちたいだけ」との冷めた声が上がった。
 小池氏は講演で自らを「ライス長官にちなみ、私を“日本のライス”と呼ぶ人もいる。ジャパニーズ・ライスは寿司という意味です」と英語で紹介。「Why don’t you call me “マダム寿司”?(私をマダム寿司と呼んでみてはいかがですか?)」と続けた。失笑が漏れたが、気付かぬ様子で笑顔を振りまいた。
 さらに、年齢も近いライス長官との強いきずなも強調。約40分間の会談の後、日本の記者団に「ライスさんとは姉妹の(ような)関係。今度は一緒にゴルフに行きましょう、ということで楽しく会話を終わった」と満足げに述べた。(引用ここまで)

このニュースの直後に小池百合子を”マダム回転寿司”と呼んだのは多分、やくみつるだったかな。
あまりの上手さに思わずにやりとしてしまった。
政界渡り鳥と言われた小池にはなんともぴったりしすぎる命名だった。

今度の都知事選挙への出馬会見で、小池が一番目にあげたのが、都議会の『冒頭解散』だった。
小池は都知事に議会の解散権がないことを知らなかったのだ。
後から、『もちろん知っています』などと言いつくろっていたが、嘘に決まっている。
首相と首長の違いも分からなかったのだ。
『不信任案が可決されたらですよ』
昨日もそんなことをいっていたが、冒頭不信任を可決する議会があるはずもないし、できるはずもない。
ただ、無知ゆえに、コケ威しのセリフを吐いただけのことである。
小池百合子がどう言いつくろっても、『冒頭解散』とは、議会が開かれたその日に、真っ先に『解散』を宣言することを意味する。

小池百合子は、新都知事の任期を三年半にすると言っている。
四年間丸々やると、次の選挙がオリンピックの開催時期とぶつかるからだそうだ。
すると小池はそのときの都知事選挙には立候補できないことになる。
退職を申し出た首長が再び当選すると、その者の任期は前回の残りの期間となる。
つまり、小池が当選すると、半年後にまた選挙ということになる。
これは筋の通らぬはなしである。
つまり小池は一期三年半でおしまいになる。
オリンピック・パラリンピックに関しては最後まで責任を果たすことができないのだ。
なにしろ、開催の半年前には都政から身を引くのだから。

そのほかにも、都知事の報酬を半分にするなんて思いつきの受け狙いを言っている。
都知事の報酬半減などは微々たる金額である。
それより、議員報酬の半減を言ったらどうか?
もしかすると、『知事不信任』を出してもらえるかもしれないぞ!



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EU離脱を後悔するイギリスを笑う日本の愚

【英EU離脱】離脱派に広がる「後悔」 「Regrexit」の造語も登場 軽い気持ちで投票…やり直したいとも
英BBC放送によると、マンチェスターのアダムさんはインタビューで、「私の票にあまり意味はないと思っていた。どうせ残留だろうと予想していたから」「キャメロン首相の辞任表明には、正直言って仰天した」と述べた。

 さらに投票結果の判明後、同放送のウェブサイトに「残留派が勝利すると思って何も考えずに軽い気持ちで離脱派に票を投じた。(国債や株価が急落するなど)大騒動になったことを憂慮している」などの投稿が寄せられた。離脱に投票した女性は同放送に、「2度目の機会があれば残留に入れる」と打ち明けた。
国民投票の結果判明直後の訂正だけに、ツイッターでは「うそを信じてしまった」「離脱への投票を後悔している」と離脱への投票を悔やむ書き込みがさらに増加。英政府に2度目の国民投票を求める署名は400万人に迫っている。(引用終わり)

他人のしくじりは面白いものだが、さて、参院選の結果が明らかになってみると、笑ってばかりもいられない。
むしろ日本の方が深刻かもしれない。
イギリス国民の後悔は、投票直後から始まった。
一方、日本ではその気配さえない。

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この道はどこへ続くのか?
憲法改正へ一直線!
前へ!
気がつけば、戦前回帰の戻り道。

アフォノミクスとやらいうのに入れたつもりなのに、といってももう遅い。
『自民党の選挙公約にちゃんと書いてあるんですよ!
最後の方に、ちょこっと』

テレ朝ニュースによると、実際にはこう言っているらしい。
(2016/07/11 00:48)
「そのうえで、安倍総理は、憲法改正は自民党の政権公約に入っているとして「当然、それを前提に票を入れて頂いている」と述べました。」

安倍晋三の詭弁・強弁・嘘吐き散らしには慣れっこになっているとは言うものの、余りといえばあまりの言いぐさではないか。

『ポスターにも書いてあるでしょう。
”政治は国民のもの”って。
私たちはですね、その国民から政治というものをですね、全面的にですね、無条件にですよ、無条件にゆだねられたんですから!』
安倍晋三の高笑いが聞こえてきそうだ。

マスコミの関心はすでに都知事選に移っている。
増田氏は10日午後8時、投票締め切りと同時に自民党本部に現れ、一連の儀礼的かつ形式的な挨拶・手続きののち、9時にはもう立候補の表明をしていたとか。
参院選の総括などどこかに吹っ飛んでしまった。
まったく、手際のいい連中だ。



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石田純一がいい!

『冒頭解散』
100%不可能な公約をぶちあげた小池百合子なんかよりはよっぽどいい。

ちなみに、首長が議会を解散できるのは、不信任案が可決された時だけである。
あとはリコールと議会が自主解散を決めた時だけ。
『冒頭』にできることは、自主解散をお願いすることだけである。
『冒頭解散』という挑戦的、刺激的なキャッチコピーとはほど遠い。

石田純一の会見についてのテレビ解説者達の感想は余り好意的なものとはいえないようだ。
曰く、『国政と都政とを取り違えている』
曰く、『政治の経験がない』

石田純一は、『野党の統一候補』を自分の立候補の前提条件としてあげている。
これは石田の方から野党に、自分との共闘ではなく、『野党共闘』そのものを要求したものだ。
愚図な野党への催促状である。
『野党統一候補』が決まるのなら、自分は応援にまわる、とまで言っているではないか。

『国政と都政は違う』
薄笑いを浮かべて、したり顔で解説する連中がいる。
石田純一のいう安保法制反対は国全体の問題でもあるが、我々一人一人に関わってくる問題でもある。
国の政治そのものが、国民一人一人の問題である。
『東京都民を戦争に行かせない!』
『自民党のとんでもない憲法から都民を守る』
これは立派な都政の問題ではないか。
国のお金の使い方は我々一人一人の暮らしに関わっている。
国の政治にもの申すことは、国民・住民の暮らしを守ることにつながる。

『政治の素人』?
素人で結構ではないか!
政治のプロと役人がこの国をさんざんに食い物にし、駄目にしてきたではないか!

石田純一は決して勇ましくはないが、自分の言葉で穏やかに語っていた。
穏やかに『野党統一候補』の擁立を要求していた。
駄目な野党でも、団結すれば勝てる可能性があると言っているのだ。
というより、それをしなければ安倍自公政権には勝てないと言っているのだ。

それでも民進党は動かないだろうが、、、。
クソ民進党がっ!



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安倍晋三の祖父崇拝と神道

金正恩が祖父の金日成を崇拝することただならぬものがあるようだ。

群衆前に金日成の「黄金の時代」必死に体現  産経ニュース
 36年ぶりの開催となった北朝鮮の朝鮮労働党第7回大会の閉幕から一夜明けた10日午前、平壌の金日成(キム・イルソン)広場のひな壇中央に、最高指導者が手を後ろに組んで立っていた。党最高位の新設ポスト、委員長に就任したばかりの金正恩(ジョンウン)氏である。
 後ろ手に組む姿勢こそ、祖父、金日成主席の得意のポーズだった。メガネの形も祖父とそっくりである。北朝鮮で高度成長を実現し「黄金の時代」と呼ばれた1960年代、つまり金日成時代のイメージを、広場の群衆の前で必死に体現しようとしていた。

安倍晋三にも同じ性向があるようだ。
安倍晋三もまた祖父の岸信介を崇拝すること甚だしいとか。
安倍晋三について目についた記事があったので一部だけ引用する。

岸信介と真逆...安倍晋三が一切触れない"もう一人の祖父"は反戦政治家だった!
 安倍晋三首相が母方の祖父である岸信介を敬愛、心酔し、その祖父を追いかける形で、「戦争ができる国づくり」にひた走っていることはもはや知らない者はいない有名な話だ。4月29日、米議会で行った演説の際も、安倍首相は冒頭に岸の言葉を引用し、"おじいちゃんコンプレックス"を全世界に開陳した。

 しかし、その過剰とも思える岸への思い入れの一方で、安倍が"もう一人の祖父"について口にすることはほとんどない。父方の祖父・安倍寛。岸と同時代に生きた政治家だ。しかし晋三は、インタビューや周辺の証言からは意図的にその存在を拒否している感じさえする。

晋太郎は周囲から見ると長男・寛信より晋三を可愛がったというが、しかし愛情表現は下手で晋三にもあえて厳しく接したという。さらに勉強が"好きではなかった"晋三に対し、晋太郎は自分の母校でもある東大に行くよう勉強を強いるようになった。一方、母方の祖父である岸は晋三を可愛がり、晋三も南平台にあった岸邸に喜んで遊びにいった。

寂しい幼少期を送ったことによる母・洋子への思慕というマザーコンプレックス、そして父・晋太郎に対する学歴コンプレックス。安倍首相はこうしたコンプレックスの反動で、「昭和の妖怪」といわれた巨大な存在である母方の祖父・岸への"憧れ"を募らせていった。…

そういう意味では、晋三はコンプレックスを乗り越えたわけではない。岸信介というもっと大きな権威にすがることで、自分のプライドを癒し、肥大化させてきた。

 そして今、その権威と自己同一化をはかり、「おじいちゃんの悲願達成」という個人的な思い入れのために、集団的自衛権を容認し、安保法制関連法案を閣議決定し、そして憲法改正へと突き進んでいる。(引用終わり)

祖父への異様ともいえる崇敬は、祖父の”復権”、あるいは、道半ばで退陣せざるを得なかった祖父の理想の実現へと向かう。
それは多分、太平洋戦争開戦に踏み切った東条英機内閣の主要閣僚であった岸信介の時代への回帰でもあったろう。
明治新政府から太平洋戦争までは一直線の道だった。
戦前回帰は明治国家への回帰なのだ。
明治新政府がはじめに手がけたのは、神仏分離だった。
明治政府の神仏分離は日本の伝統破壊であった。
仏教伝来から徳川幕府消滅にいたるまで、この国は神仏習合の国だった。
明治新政府は五箇条のご誓文より先に神仏分離を始めた。
そしてその先には国家神道の創設があった。
それまでは神道にも様々な流派があった。
両部神道や山王神道などの仏教色の強い本地垂迹説、
伊勢神宮の外宮の神官によって創始された伊勢神道(度会神道)。
室町後期以後、朝廷内で力をふるった吉田神道(唯一神道)。
ちなみに豊臣秀吉も徳川家康も吉田神道で祀られている。
もっとも徳川家康は程なく天海僧正の山王一実神道に横取りされてしまったが。
江戸時代初期に山崎闇齋の始めた垂加神道。
そして平田篤胤の平田神道。
その他諸々の神道流派が存在していた。
そのうち垂加神道あたりから、神道と皇室崇拝が強く結びつき、尊皇思想の下地を作っていった。
しかし、それでも日本は仏教優位、神仏習合の国であった。
それがいきなり、神道優位の状況が作り出されてしまった。
明治新政府の宗教政策に当たった地方神官出身者たちは天皇の祖先を祀る伊勢神宮を頂点とする、全く新しい神社組織をこしらえあげてしまった。
国家神道である。
そしてすさまじい勢いで廃仏毀釈が勧められた。
我が国歴史上最大の伝統破壊である。

敗戦後、GHQによる神道指令が出されたのだが。
昭和20年 (1945年)、神道指令(国家神道、神社神道ニ対スル政府ノ保証、支援、保全、監督並ニ弘布ノ廃止ニ関スル件)により、神社と行政機関の接点が全て廃止される。

ところが、現状は?
衝撃的な図表があったので揚げさせていただく。

神政連
安倍政権を支える神道政治連盟と日本会議と統一教会。

神社と行政機関との接点、などという生やさしいものではない。
行政、立法が神道勢力に丸呑みされている。

安倍晋三の『取り戻すべき美しい国』とは、千年以上続いた神仏習合の姿を捨て去って、明治元年から昭和二十年にかけて八十年間存在した明治国家のことらしい。
私は神仏習合を肯定したり賛美したりしているわけではない。
ただ、『美しい国、日本』とか、『日本を取り戻す』とかいうスローガンの的はずれを言っているのである。



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