【稗史(はいし)倭人伝】

稗史とは通俗的かつ非正統的な歴史書等をいいます。 現在進行形の歴史を低い視点から見つめます。

読売の声は神の声…マスコミは巫女か霊媒師

洗脳された人間にとって、洗脳した人間の声は神の声である。
洗脳された人間には、理性も知性も意味を持たない。
ただただお告げの実践こそが価値ある行為なのである。
そして次のお告げを待つ。
お告げがないと、神に見捨てられたかのように不安になる。

野田を洗脳したのは財務省である、と思っていたがどうもそれだけではなさそうだ。
小川前法相の指揮権発動つぶしの素早い動きをみると、検察・法務省の洗脳も進んでいたのだろう。
大飯原発の性急な再稼働決定をみると、経産省の洗脳もかなりのものである。

どうやら野田の洗脳は、個々の官僚の仕事ではなく、官僚機構、官僚組織そのものが担ったものなのであろう。
野田の神は官僚なのである。

官僚が野田にとっての神ならば、神の声を伝える者がいる。
神自身が直接伝えることもあるが、巫女や霊媒師の役目を務めるものがいる。
新聞・テレビである。
この連中は神の声を伝え、お告げの正しさを保証し、お告げの実践を要求し、後押しする。

読売・社説

6月9日付 大飯再稼働へ 国民生活を守る首相の決断
6月9日付 消費税修正協議 日本再建の大局を忘れるな
6月8日付 東電OL殺害 検察を敗北に導いた新証拠
6月8日付 上海協力機構 欧米への対抗姿勢を懸念する
6月7日付 修正協議へ 党利党略排し大胆に譲歩せよ
6月7日付 人口減少本格化 次世代支援にもっと知恵を
6月6日付 日本の製造業 成長市場の攻略で巻き返しを
6月6日付 菊地容疑者逮捕 「オウム」実態解明につなげよ
6月5日付 野田再改造内閣 日本の命運かかる6月政局
6月4日付 内閣改造へ 消費税修正協議の環境整うか
6月4日付 ユーロ急落 欧州の努力を促す市場の警告
6月3日付 「開店休業」国会 法案停滞は与野党の怠慢だ
6月3日付 シリア情勢 停戦を順守させ流血止めよ
6月2日付 野田・輿石会談 首相はぶれずに「採決」へ進め
6月2日付 円と人民元 日中貿易を拡大する直接取引
6月1日付 大飯再稼働へ 「容認」とは福井県に失礼だ
6月1日付 中国書記官疑惑 諜報活動への警戒を怠るな
5月31日付 野田・小沢会談 「もう一度」は時間の浪費だ
5月31日付 原子力規制組織 緊急時には首相指示が要る
5月30日付 国会事故調 反省なき菅前首相の脱原発論
5月30日付 エジプト情勢 イスラム伸長で進む「二極化」
5月29日付 エネルギー比率 「原発ゼロ」では立ちゆかない
5月29日付 携帯ゲーム規制 健全性を重視したビジネスに
5月28日付 社会保障改革 中長期の政策課題は切り離せ
5月28日付 海底資源開発 政府主導で戦略を構築せよ


消費税と原発再開への叱咤激励、野田応援一色である。
現在のところ、神の関心はこの2つのようである。

読売自身が洗脳されているようにもみえるが……。
やはり、お告げを伝える巫女というところだろう。
神の声を発する官僚。
神の声を伝えるマスコミ。
神の声に従う野田。

そして日本の神の上に控えている世界神がいる。
財務省に100兆円のお金を出させる神。
神の意向に沿う者だけが出世できる外務省。
神の国の経済システムに組み込まれることを願う経産省。
神の国の軍隊に有料で駐留して貰っているアホ国家。

神に会っていただくだけでありがたがる総理大臣。
総理大臣の評価は神に会っていただく時間の長さで測られる。

さて神のお告げの一例をみてみよう。

野田・小沢会談 「もう一度」は時間の浪費だ(5月31日付・読売社説)
首相が民主党の小沢一郎元代表と会談し、消費税率引き上げ関連法案の成立への協力を要請した。「社会保障と財政の状況を踏まえれば、一体改革は待ったなしだ」と迫った。
 小沢氏は、「増税前にやるべきことがある」と従来の姿勢を崩さず、法案に賛成できないと明言した。さらに、「行政改革による無駄の排除」「社会保障の理念の後退」「デフレ脱却が途上」の3点を主張したという。
 双方の主張を吟味すれば、明らかに大義は野田首相にある。


早くも神のご託宣が下された。
神は論理を超えた存在である。
神は説明しない。
神は告げるだけである。

『大義は野田首相にある』

解釈や説明は巫女や神官の仕事である。
ここからが巫女の仕事、巫女の腕の見せ所である。

>消費税率引き上げは昨秋以降、党代表選や一体改革関連法案の了承などの党内手続きをきちんと経ている。少子高齢化に伴って社会保障費が増大する中、増税先送りは財政を一段と悪化させよう。
 小沢氏の「増税前にやるべきことがある」との主張は、改革先送りのための常套(じょうとう)句に過ぎない。行革やデフレ脱却の重要性は、党内論議で何度も確認されている。


もともと神は我が儘勝手、不条理な存在である。
その理不尽な言葉を解釈する巫女はありとあらゆる屁理屈を動員する。
愚かな民衆を騙すのはさほど苦労ではない。

もともと大衆全部を納得させようとしているわけではないのだ。
大多数が納得すれば、残りの少数は黙ってしまうと思っているのだ。

> 関連法案の成立には、自民、公明など野党との法案の修正協議が欠かせない。自民党は「小沢氏との決別」を協力の条件の一つに掲げている。再会談が与野党協議の妨げとなるのなら、いずれ会談打ち切りを決断する必要がある。 
 野田首相は、関連法案採決時の党内からの造反について「党として対応する」と語り、処分を辞さない構えだ。一体改革に「政治生命を懸ける」と言明している以上、今国会での法案成立を最優先すべきで、安易な妥協は禁物だ。 
 自民党が社会保障制度改革基本法案の骨子をまとめるなど、一体改革をめぐる与野党協議の機運は徐々に高まってきている。この機を逃してはならない。


巫女の解釈は明確でなければならない。
断定的でなければならない。
解釈に曖昧さを残してはいけない。
読売はそれをしっかり実践している。
理想的な巫女の姿勢を保っている。

神は正邪を超えた不合理な存在である。
巫女はその神のお告げにもっともらしい解釈を与えて飯を食っている。

神は、神の存在、神の正義、神の全知全能を疑う者には罰を下す。
そしてそこでも巫女の口を借りることになる。
神の僕たる読売・朝日ほかのマスコミは日々競って神への忠誠に励んでいる。



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とうとう来るところまで来てしまった朝日新聞…指揮権発動で

恐ろしいほどお粗末な社説である。
朝日が気が狂ったのは小沢一郎事件からであろう。
朝日だけではない。
日本のマスメディアはあの事件以来狂ってしまった。

法相の指揮権―見識欠く危うい発言だ (2012年6月6日)

>いかにも軽い。積みかさねてきた議論を無視した、見識を欠く発言というほかない。

冒頭から意味不明である。
『積み重ねてきた議論』とは何か?
どこで、だれが、いつ、どんな議論を重ねてきたのか?
すべて骨抜きのなし崩しではないか!

>内閣改造で法相を退いた小川敏夫氏が「指揮権の発動を決意したが、首相の了承を得られなかった」と語った。小沢一郎・民主党元代表の政治資金事件に関連して、事実と違う捜査報告書をつくった検事を起訴するよう、検事総長に命じることを考えたのだろうか。

『検事を起訴するよう検事総長に命じる』
言葉をことさらねじ曲げている。
『起訴するよう』と言ったのではないだろう。

小川 敏夫 前法相 退任記者会見(抄録)
-5月初め段階で不起訴方針だった。起訴すべき案件と思ったと言うことか。

起訴するかどうかは、捜査を行ってからの判断。十分徹底した厳正な捜査を行って、なおかつ公判請求できなければ仕方がないでしょうね。


『十分徹底した厳正な捜査を行って』と言ってるだけだろう。
それがなんで『検事を起訴するよう検事総長に命じる』になっちゃうんだ?
田代の捜査報告書よりひどいねじ曲げではないか!

>この検事への処分の当否は、法務・検察当局の調査結果の公表をまって考えたい。

今まで散々『不起訴処分』の記事を流しておいて、いまさらこんなこと言えるか!
『不起訴処分』の報道を流したとき、それについて何か言ったか?
自分で流した記事には責任を持て!
何を今更『法務・検察当局の調査結果の公表をまって』だ!
お前等、『法務・検察当局の調査結果が公表』されてもいないのに記事を流していたではないか!

>そして不起訴処分がおかしいかどうかは、国民から選ばれた検察審査会の場で、やはり証拠に基づいてチェックされる。

狂った朝日の面目躍如である。
『証拠に基づいて』というが、その証拠が捏造だったのだぞ!
真底、バカ新聞だ。

>「身内に甘い幕引き」があれば、こうした仕組みのなかでただすのが筋で、法相の思惑による介入は厳に慎むべきだ。

検事総長に対する指揮監督は法に定められた法務大臣の職務である。
今度の場合は『法相の思惑』というものではない。
『法相の思惑』というのは、森英介法相が小沢一郎事件でっち上げを指示したことを指すのだ。
表に出せないやり方でやれば、そのときは『法相の思惑』と言っていい。

>人々が検察に向ける不信感に乗じる形で、政治があれこれ口を出し、それを当たり前と受けとめる空気が醸し出されることを、私たちは恐れる。

『あれこれ』ではないだろう!
我が国の司法の根幹にかかわる大問題だろう。
しかも、これ一件だろう。

そして、『私たち』って誰なんだ?
朝日の論説委員の一部か?
論説委員全部か?
朝日新聞社の社員全員なのか?
まさか一般国民を勝手に入れていないだろうな?

政治と検察が緊張感をもって適切な均衡を保たなければ、民主主義を支える土台はむしばまれていく。国民は、そんな事態を望んではいない。

やはり、朝日は『私たち』に国民を含めてしまった。
朝日に『私たち』だの『国民は』だのと言って欲しくない。
朝日新聞社社員は、と言ってくれ!

朝日は自分で言ってることがまるで分からなくなっている。
『政治と検察が緊張感をもって適切な均衡を保たなければ』?
法相は検察に口出しするな、と言っていて、どうやって均衡を保つのだ?

全く狂った新聞である。



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茫然自失!朝・毎・読の狂気の社説

多分、世界で最も危険なメディアが日本の3大紙ではないだろうか。

読売 990万部
朝日 795万部
毎日 345万部

人口 1億2700万

アメリカでは、

USAトゥデイ           211万部
ウォールストリート・ジャーナル 208万部
ニューヨーク・タイムズ     103万部

人口 3億1400万

アメリカの場合、地方紙が多いこともあるだろうが、3大紙の国民に与える影響は、日本に比べて圧倒的に小さい。

発行部数は公称であるから、そのままには受け取れないが、だいたいの状況は掴めるだろう。
加えて、日本の場合はテレビがある。

NHK    = 政府
日本テレビ = 読売
TBSテレビ = 毎日
フジテレビ = 産経
テレビ朝日 = 朝日
テレビ東京 = 日経

これらは世界でも類を見ない巨大メディアだと言えるだろう。
そして彼らは常に同じ方向を見ている。
世論は3大紙+産経・日経によって簡単に作れる。

3紙の社説を並べてみると一目瞭然である。
開いた口がふさがらない。

消費税法案提出 首相は審議入りへ環境整えよ(3月31日付・読売社説)

 ◆野党と「政策スクラム」形成を◆

 政府が、消費税率引き上げ関連法案を閣議決定し、国会に提出した。

 野田首相が終始ぶれずに、年度内に法案を決定したことは評価したい。

 首相は、記者会見で、「大局に立つなら、野党と、政策のスクラムを組むことは十分可能である」と語り、野党に改めて協力を呼び掛けた。


メディアスクラムの成功を見習って政策スクラムか?
多分、メディアスクラムが羨ましいのだろう。

税制改革の法案提出―やはり消費増税は必要だ (朝日新聞 2012年3月31日)
 高齢化が急速に進むなか、社会保障を少しでも安定させ、先進国の中で最悪の財政を立て直していく。その第一歩として、消費増税が必要だ。私たちはそう考える。


「私たち」と社説氏が言うのが具体的に誰をさすのか分からないが……。
社説氏だけではなく、編集委員、編集局、記者全員、経営陣、読売も、毎日も……メディア全部なのだろう。

毎日の社説もすさまじい。

社説:消費増税法案決定 民・自合意に全力挙げよ (毎日jp 2012年3月31日)
◇与党なら決定に従え
首相はさきに「政治生命を懸ける」とも明言した。民主党内には早期の衆院解散を避ける思惑から、決着を次期国会以降に先送りさせようとする動きも根強いだけに、退路を断った自らの発言は重い。


この連中には何を言っても無駄だろう。
こいつ等が報道機関だと思うから腹が立つのだ。
本当はこの連中は報道機関ではないのだ。

単なる広告媒体なのだ。
記事は広告を集めるための小道具なのだ。
政治欄よりテレビの番組欄の方が大事なのだ。

転んでもただでは起きない読売新聞。ある意味わかりやすい。
新聞や書籍も税率をゼロや大幅に低くする国が多い。複数税率導入も検討すべきだろう』

そこへ行くと、朝日はたちが悪い。
『独立行政法人や特別会計にもまだまだメスが入っていない。とんでもない考え違いである』
だからそれが先だと言うのかと思えばとんでもない。
『ただ、歳出削減に限界があるのも事実だ』

毎日の狂気はとどまるところを知らない。
民主主義国家の隅っことはいえ、そこに生息している大新聞とは思えぬ醜さである。
早く潰した方が国民の為だ。
『首相は党分裂も辞さぬ覚悟で国会審議にのぞむ必要がある』
『消費増税は政権を懸けたテーマであり、党にとどまる以上は決定に従うべきだ』
『これ以上慎重派に安易な譲歩をすべきではあるまい』

まだまだ言い足りないのであろう。
『民主党の小沢一郎・元代表のグループの一部議員は、「閣議決定は認められない」として、政府や党の役職の辞表を提出した』(読売)
『小沢元代表は党の手続きに「強引」と異を唱え、グループ議員は政務三役の辞表を出すなど倒閣まがいの動きをしている』(毎日)

増税に反対しているのは、まるで小沢グループだけのような言い方をしている。
しかし、もしその通りなら小沢グループだけがまともな主張をしているのだ。
情けないのは、その他の民主党議員たちである。
こんな時に声を挙げない奴らは国会議員をやっている資格はない。
さっさと辞表を出して、ゴミ捨て場に行って新聞紙にくるまって転がっていろ。
ゴミ収集車が来て持って行ってくれる。



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鉢呂経産相を辞任に追いやったマスコミの常套手段

鉢呂経産相発言に対するマスコミの姿勢は、見事にこの国のマスコミの水準を示している。
「死の町」
「放射能つけちゃうぞ」
この2つの発言で大臣辞任に追い込まれた。
本会議場の大臣席に一度も座ることができないまま辞任とは、本人もさぞ心残りであろう。
追い込んだのは、世論ではなく、マスコミである。

あらたにす 編集局から 9月11日
朝日新聞
 放射能について無責任な発言を重ねた鉢呂経産相が辞任しました。風評や偏見で苦しむ福島県民から批判が相次いだのは当然です。「福島の再生なくして、日本の再生はない」と訴えてきただけに、野田首相も辞任を認めざるをえなかったのでしょう。11日は東日本大震災から半年。福島第一原発の事故直後に、住民避難の決断を迫られた自治体の動きを検証しました。辞任した経産相と地元自治体トップとの「落差」に考え込まざるをえません。(池)


どこまでも腐った新聞である。
福島県民は”風評”、”偏見”で苦しんでいるのか!
原発事故という厳然たる事実があり、放出された放射能がそこに存在し、汚染された土地・空気・水があるのだ。
人がそこには住めないという事実があるのだ。
朝日はその現実を無視して、”風評”と”偏見”が福島県民を苦しめていると断ずる。
しかし、”風評”だの”偏見”などは、元が収まれば自然になくなる。

鉢呂発言は、その現実をあからさまに表現してしまった。
「死のまち」という言葉は、いやおうなく重い現実に住民の目を向けさせる。
住民にとっては直視したくない現実かもしれない。

マスコミは鉢呂発言を、「住民の気持ちを逆なでする」と口を揃える。
マスコミが自ら苦い現実から目をそらしている。
あるいは目をそらすようにし向けている。
しかし、復興・復活は現実を冷徹に見つめるところから始まるのだ。

読売新聞
 避難者8万人、身元不明の遺体千体。大震災から半年を迎えましたが、その節目のときに、内閣がまたも惨めな姿をさらしました。「(原発周辺は)死のまち」「ほら、放射能」と軽佻浮薄な言動を連発した鉢呂経産相の辞任です。被災地の苦しみ、原発事故の深刻さを全く意識していないかのような言動でした。経産相は原子力行政の所管閣僚です。こいつには任せておけない、と野田首相が決断したのなら、かすかな希望が残ります。(水)


「死のまち」とは、「被災地の苦しみ、原発事故の深刻さ」を直截に表現した言葉ではないか?
読売の言う「軽佻浮薄な言動」とはほど遠い言葉である。

ただし、「ほら、放射能」については何とも言えない。
言葉づらからは、確かに「軽佻浮薄」とも受け取れるが、その場面、文脈が分からないので断定はできかねる。
報道自体怪しいところがある。

これにも「被災者の気持ちを逆なでする」という非難が集まっている。
しかし、これが100%報道の通りだとしても、大臣辞任を当然視するほどのことではあるまい。
こんなことで大臣を辞めさせていたら、そのうち誰もいなくなってしまう。
政治家はマスコミに生殺与奪の権を与えることになる。

「死のまち」発言報道は、asahi.comでは、次の記事が最も早いかもしれない。
原発周辺市町村「まさに死のまち」 鉢呂経産相が発言 (asahi.com 2011年9月9日14時8分)
 鉢呂吉雄経済産業相は9日の閣議後会見で、……
 いまだ多くの人々が放射性物質がもたらす健康への被害を懸念し、住み慣れたふるさとをはなれざるをえない状況のなか、原発事故の被災地を「死のまち」と表現したことは今後問題になる可能性がある


読売では、
「原発周辺まさに死のまち、再生を」鉢呂経産相 (YOMIURI ONLINE 2011年9月9日14時10分)
鉢呂経済産業相は9日の閣議後の記者会見で、……
担当閣僚自身が周辺地域を「死のまち」と表現したことは波紋を呼びそうだ


マスコミの常套句に、「今後問題になる可能性がある」とか「今後論議を呼びそうだ」というのがある。
問題発言だと断定するのではなく示唆するだけである。
実際には、煽りであり、見え透いたマッチポンプである。

ちっぽけな事実に情緒の粉をまぶし、火を付けては団扇であおぐ。
愚かな野党議員が騒ぎ立て、さらに愚かな民主党に飛び火する。
そしてしまいにはいかにも燎原の火のような勢いで全国を覆い尽くしているかのごとく報道する。

世論とは、マスコミの作り上げたイリュージョンに過ぎない。
しかしながらこの国では、現実の世論がそのイリュージョンに収斂されていく。
政治家もイリュージョンを現実存在だと錯覚する。

世論とは、テレビや新聞のなかにあるのではない。
人々の現実の生活の中にあるのだ。
その実在する世論を見極める目が政治家には必要なのだ。

マスコミの下らない攻撃などを一々真に受けるな。
法と良識、そしてもし持ち合わせているなら政治哲学・政治理念に従って進退を決める覚悟を持て!

その覚悟のない奴は、始めから政治家などにはなるな!



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小沢一郎忌避意識と世論の矛盾

野田内閣支持率65%…発足時で歴代5位  (YOMIURI ONLINE 2011年9月4日)

菅内閣の最後の世論調査(読売・8月)の”支持 18%”と比較してみるとその差異の大きさに驚かされる。
わずか1ヶ月しか経っていない。
野田内閣は組閣をすませたばかりでまだ何の仕事もしていない。
国民の判断基準はどこにあるのか?

>野田首相が内閣や民主党人事で、党内各グループの議員を幅広く起用したことについては「評価する」が71%に上り、挙党態勢を目指す首相の姿勢が高い支持率につながったようだ。

つまり読売は、小沢一郎に近いとされる輿石幹事長、山岡国家公安委員長起用を評価したものと解釈しているのだろう。
ところでこの調査の中身を見てみると不思議なことに気づかされる。

「野田内閣発足」 2011年9月緊急電話全国世論調査

Q 民主党の幹事長に、輿石東さんが起用されたことを、評価しますか、評価しませんか。
 答 1.評価する 37      2.評価しない 41     3.答えない 22

Q 野田首相が、内閣や党の要職に、民主党内の各グループの議員を幅広く起用したことを、評価しますか、評価しませんか。
 答 1.評価する 71      2.評価しない 20     3.答えない 9


「幅広く起用したこと」に対する評価は、71%であるが、「輿石幹事長起用」に対する評価は37%である。
国民にとって、「幅広い起用」と「輿石幹事長」とは無関係のようだ。

Q 民主党の小沢一郎元代表は、政治資金規正法違反事件で党員資格停止の処分を受けています。野田首相が、小沢氏の処分の見直しに慎重な考えを示していることを、評価しますか、評価しませんか。
 答 1.評価する 65      2.評価しない 28     3.答えない 8


しかも、小沢一郎を復活させることには、65%が反対している。
「幅広い起用」は評価するが、小沢一郎あるいはそのグループの起用には反対ということである。
小沢一郎グループの起用を抜きにして、「挙党一致」・「党内融和」などは成り立たないはずなのだが……。

代表選挙直前の読売調査
調査日:2011年8月27-28日 

Q 民主党の小沢一郎元代表は、政治資金規正法違反事件で党員資格停止の処分を受けていますが、今回の代表選挙で、この処分を見直すべきだという意見が出ています。新しい代表のもとで、この処分を見直すべきだと思いますか、見直す必要はないと思いますか。
 答 1.見直すべきだ 24   2.見直す必要はない 70   3.答えない 6


民主党内閣に対する支持率の変化は驚異的ものである。
しかし、小沢一郎に対してだけは変化がない。
”小沢忌避意識”は国民の深層心理に深く深く刻み込まれている。
「政治家・小沢一郎」が存在する限り、この意識は無くならないのではないかとまで思われる。

党内融和と並んで高支持率の原動力と思われるのが”どじょう”である。

「ドジョウ演説」反響 相田さん作品、注文殺到 (産経ニュース 2011.8.31)

ドジョウに釣られたのは国民ばかりではない。
野田グループ(花斉会)は30人程度のグループらしい。
代表選挙で野田の一回目の得票102票の半分程度つまり50票程度はドジョウに釣られたアホ議員のものと思われる。
が、一票は一票である。
アホの一票もバカの一票も、一票は一票である。
だいたい直前の演説で投票先を決めるという定見のなさには愕然とする。
しかし、どれもこれもクズ揃いであれば、せめて口のうまい奴にと考えるのもしかたがないかもしれない。

これほどの高支持率を得ながら、野田は早くも逃げ腰である。
臨時国会から逃げ回っている。
政策課題は山積している。
国民のために一刻も早く仕事を始めたい、と普通は考えるところである。
そのためにはまず、国権の最高機関であり、内閣の母体であり基盤である国会でそのスタートを宣言しなければならない。
すべての仕事はそれからであろう。
それが議会制民主主義の当然の手続きである。

臨時国会、会期で綱引き=予算委先送り方針に反発―自公 (THE WALL STREET JOURNAL・時事通信社 2011年 9月 6日)
政府・民主党は6日、野田政権で初めてとなる臨時国会を13日に召集し、会期を16日までの4日間とすることを自民、公明両党に提案した。野田佳彦首相の所信表明演説と、各党代表質問だけを行う日程だ。しかし、自公両党は衆参両院での予算委員会開催に必要な会期を確保するよう要求、会期幅をめぐる駆け引きが早くも活発化した。
……
逢沢氏は平野氏との会談後、「予算委から逃げようとしている」と記者団に語り、首相らを批判した。


期間4日間!
所信表明と代表質問だけで逃げ切り!

予算委員会はスルー。
無理もない。
出るは、出るはの黒い献金・外国人献金問題。
初心者総理、初心者閣僚たちが、参院予算委員会で立ち往生するのは目に見えている。
今頃は全員、自分の政治資金の洗い出し、釈明準備に大わらわになっていることだろう。

”逃げ菅”が”逃げ豚”に代わっただけである。
じつのところ、去年6月、菅内閣発足時の支持率は、同じ読売調査で歴代5位の64%であった。
野田の65%も驚くほどのことではないかもしれない。

有能な人材を適材適所に網羅した野田内閣。
党内融和で一致結束した民主党。
高支持率に与野党協調。
仕事は山積。
意欲に満ちた野田総理。
普通に考えれば、野党にお願いしてでも臨時国会開催を急ぐところである。

国会を開きたくない内閣など要らない。
国会議員が国会から逃げることは、職場放棄であり、敵前逃亡である。

野党の攻撃を恐れて逃げ回っていて、何が与野党協調か!
何が大連立か!

まあ、野田の与野党協調などというお題目はペテンにすぎない。
与野党協調をいうのなら、堂々と国民の目の前でやってもらおう。
国民の目の届かない舞台裏でこそこそやるのは協調ではなく談合である。



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