切っ掛けは麻生太郎のこの発言である。
TBS NEWS
「日本の新聞には1行も載っていなかった。“森友の方がTPP11より重大だ”と考えているのが日本の新聞のレベルといって、政治部ならともかく経済部までこれかと言って、おちょくり倒した記憶がありますけども」(麻生太郎財務相 29日)
「調印の記事が東京新聞は載ったか?載った?どれくらい?こんなもん? あれは極めて大きな事件だったよ。国際社会の中から見れば。俺にはそう見える。他の新聞の扱いもほとんど小さかったのは、へーと思ったね。その程度の扱いなのかねというのが実感です」(麻生太郎財務相)
問題はTPPではない。
安倍・麻生の”でたらめコンビ”にこれ以上政治をやらせてはいけない、ということなのだ。
TPPも大事かもしれない。
しかし、それも国があってのことである。
今、この国が壊れつつある。
いや、壊されつつある。
森友・加計・スパコン・準強姦もみ消し事件等々、泥沼に手足を取られて沈没寸前の安倍にとって、僅かに頭上に垂れ下がっているかにみえる、頼りない一本の蜘蛛の糸。
それが、外交なのだろう。
だがそれは安倍の勘違いである。
東アジアの情勢がダイナミックに動いている。
安倍政権は完全に取り残されてしまった。
トランプにまで見放されている。
安倍に外交をやらせてはいけない。
全てが、森友から国民やメディアの関心を逸らせる目くらましに過ぎない。
そのためなら、どんな条件でも飲むだろう。
彼らのほしがるどんなものでも与えるだろう。
自分の首を繋げるためなら何でもやる。
それが安倍政治なのだ。
今、安倍晋三はアメリカ・中国・北朝鮮・ロシア・韓国への訪問や会談の約束を取り付けるのに必死になっているだろう。
このままでは、この国が切り売りされる。
『内憂外患こもごも至る』
今ほどこの成句がぴったりくる状況はあるまい。
麻生は新聞を読まないと自分で言っている。
各紙とも安心して麻生を攻撃できる。
少し難しい漢字を混ぜておけばたとえ読んでも意味はとれないだろう。
東京新聞には、麻生に向けた鋭い舌鋒を、次に安倍に向けることを期待する。
【東京新聞社説】
麻生財務相発言 このレベルの大臣では
2018年3月31日
麻生太郎財務相が「森友の方がTPP11より重大だと考えているのが日本の新聞のレベル」と述べた問題は、これまで多々ある暴言の域を超えている。改ざん事件の責任をとり身を引いたらどうか。
国のトップ官庁で公文書改ざんという前代未聞の不正を許した大臣としての責任をみじんも感じていないかのような傲慢(ごうまん)さである。
事実誤認に基づく氏の発言は毎度のことだが、当事者意識を全く忘れ、報道機関をおとしめるような暴言は看過できない。
麻生氏は二十九日の参院財政金融委員会で、学校法人「森友学園」をめぐる新聞の報道姿勢に不満をまくしたてた。
米国を除く十一カ国による環太平洋連携協定(TPP11)が八日に署名されたことについてのやりとりの中で、麻生氏は「日本の指導力で、間違いなく、締結された」と強調。「茂木大臣がゼロ泊四日でペルーを往復しておりましたけど、日本の新聞には一行も載っていなかった」と発言した。
続けて「みんな森友の方がTPP11より重大だと考えているのが日本の新聞のレベル」と述べた。
しかし、茂木敏充経済再生担当相が出席した署名式の開催地は、ペルーでなくチリである。署名式の記事は、本紙を含め大手各紙が九日付夕刊や翌十日付朝刊で詳しく報じている。
三十日の同委員会で批判が相次ぐと、麻生氏は「森友に関し、公文書を書き換える話は誠にゆゆしきことで遺憾の極み。軽んじているつもりは全くない」「森友と比較したのがけしからんという点については謝罪させていただきたい」と釈明に追われた。
だが、釈明すれば済む問題ではない。公文書を改ざんし、国会で虚偽答弁を繰り返したことはTPP11と同じく重大事である。
「新聞が一行も報じていない」といった虚偽(ポスト真実)を平気で多用したり、TPP11に比べ大したニュースでもない森友問題を報じ続ける新聞の方がおかしいといった印象操作を繰り返す。
「ナチスの手法に学べばいい」と発言したこともあるように、国民は簡単にだますことができる、政治家は国民をだましてもいいと考えているのではないか。国民の納める税金を差配する要職を任せるには、とても値しない。
「平成の政治史に残る事件」(自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長)である。地位に恋々とせず、国民のために潔く、速やかに辞任したらどうなのか。





