【稗史(はいし)倭人伝】

稗史とは通俗的かつ非正統的な歴史書等をいいます。 現在進行形の歴史を低い視点から見つめます。

公明党漆原発言の不可解

憲法96条の変更が現実味を帯びてきた。
本人たちは「改正」というが、「改正」といい、「修正」と言っても主観的に過ぎる用法である。
中立的な語法では「変更」に過ぎない。

「改正」と言われれば反対しにくい。
「正しく改める」ことのどこが悪いのか、ということになる。

公明国対委員長「憲法96条改正してもいい」 (日経電子版 2013/2/28 )
 公明党の漆原良夫国会対策委員長は28日のBS11番組で、憲法の発議要件を衆参両院とも3分の2以上と定めた96条の改正について「個人としては改正してもいいと思う。国民が『憲法が変わるかもしれない』と思うところに真剣さが出てくる」と述べた。


96条の変更は何を意味するのか?
96条は、手続きの規定である。
これ自体は憲法の変更に中立のように見える。
アメリカの銃規制問題と同じである。

「銃」は悪くない。
悪いのは、それを悪用する人間である、という理屈で銃規制ができないでいる。

96条を変えても、改正か改悪か、どちらに進むかは別問題であるということなのであろう。
公明党は、それをどう使うかは相手の問題だ、と言いたいようだ。

しかし96条の変更は、実際のところは、自民党に「銃」を渡すことになる。

おべっかと責任逃れ。
自分の手は汚さずに、強い者におもねるこの党の性格が如実に表れている。

困ったことに、公明党はぶれない。
自分の生き方をしっかり見据えて、そこからは絶対に逸脱しないと決めている。
何があっても自民党について行く。
自民党が右へ行けば右へ。
左に行けば左に。

時には韜晦作戦も。
漆原発言の尻ぬぐいか?

公明山口代表、憲法96条改正「判断には熟度が足りない」 (産経ニュース 2013.3.5)

そしてこちらも……。

「国益として守る農産品の明確化必要」公明・井上氏 (朝日新聞 2013年3月3日)

一見、自民党に厳しく条件を突きつけているような風情である。
結論は、「自民党に従う!」
自民党は、一応は公明党の顔を立てようとはするだろう。
しかし、どうせ最後はついてくる。
「首相一任」で決着をみる。

公明党には、「選挙協力」という強力な武器がある。
しかし、「橋下維新」という代替政党も現れている。
公明党としては頭の痛いところだろう。
強過ぎず、弱過ぎずに自民党とおつきあいしていかなければならないのだ。



頑張れ、小沢一郎! 人気ブログランキングへ
↑ ご面倒でもクリックをお願いします

公明党・創価学会の真実 (講談社プラスアルファ文庫)公明党・創価学会の真実 (講談社プラスアルファ文庫)
(2008/08/22)
平野 貞夫

商品詳細を見る

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村





コメント

96条改正で、まずは外堀を埋めるということでしょうね。何を変えるかを論じないで、改正だけしやすくするというのは、実におかしな話だと思います。

  • 2013/03/08(金) 08:26:07 |
  • URL |
  • らむちゃのパパ #GCA3nAmE
  • [ 編集 ]

不勉強で恥ずかしながら・・、
憲法(96条)を変えるのに、国民の3分の2以上の賛成が要るという訳でしょう?。
ならば、そこが第一関門だから、容易ではあるまい。
まさか、その条文を国会の過半数で決めちゃうのではあるまいね?。
・・間違いないよな?。

  • 2013/03/17(日) 23:21:22 |
  • URL |
  • 穴路愚 #SziNSl4A
  • [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://yamame30.blog103.fc2.com/tb.php/400-8560dbeb
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad