【稗史(はいし)倭人伝】

稗史とは通俗的かつ非正統的な歴史書等をいいます。 現在進行形の歴史を低い視点から見つめます。

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森田実の正論に説得力がないのはなぜか

森田実の一見正論風な論評やコメント等には、不思議に力がない。
説得力がない。
なぜか?

強き指導者の条件 政治評論家 森田実 2月 20th, 2012 by 月刊日本編集部.
民主党と自民党しか存在しないのであれば、こうした体たらくでも国会を運営できるかもしれない。しかし、卑しい政局を繰り返す既存政党に対して、国民はほとほと嫌気が差している。代わり映えのしない政治家の顔ぶれに飽き飽きし、新たな指導者を求めている。
 こうしたことが、ここ最近の新党構想を後押ししているのだ。具体的に言えば、橋下新党、石原新党、河村新党である。特に橋下新党の勢いは目覚ましく、もはやそれを無視して政治について語ることができないほどの力を持っている。


既存政党に対して森田実が嫌悪感を示すのは当然である。
しかし、かれは巧妙に付け加える。

>代わり映えのしない政治家の顔ぶれに飽き飽きし、新たな指導者を求めている。

>具体的に言えば、橋下新党、石原新党、河村新党である。

これは何か?
既存政党に代わる受け皿から、さりげなく小沢一郎をはずしているのである。

森田実の小沢叩きもずいぶん長くなる。
今更、小沢一郎とは言えない。
しかたなく橋下だの石原だのを持ち出している。
一度、謝ってってしまえば楽になるのに……。

森田実は鋭く自民党や民主党を批判する。
だが、すべて小沢排除が根底にある。
受け皿のない批判であるから、すべて中途半端に終わる。

森田実の時代を斬るから、彼の論をいくつか拾ってみる。

(民主党代表選挙に際して 小沢一郎対菅直人)
民主党に対し、私は、最悪の選択をしないことを強く要請する。最悪の選択とは「独裁政治」のことだ。
 菅直人氏は諸々の欠点はあるが民主主義者である。菅政権が独裁政権化する可能性は小さいと思う。
 だが、小沢一郎氏は、いままでつねに独裁的指導者として行動してきた。小沢氏は、つねに上から組織に命令する立場にあった。小沢氏と対等の態度をとる幹部は、ほとんどが排除され、粛清された。小沢氏はつねに皇帝のように組織に君臨してきた。他の誰よりも偉い人である。民主主義的感覚の乏しい独裁的な人物が政治権力者になると、独裁的な政治が行われる。これにはほとんど例外がない。
 菅直人か小沢一郎かの対立は、無理に典型化すれば、民主主義対独裁の戦いである。最近は独裁政治を望む人が増えているが、私は独裁を憎む。民主主義の方がよいと思う。政策面では菅直人氏には欠点が多いが、今回の代表選の最大の意義は、独裁政治を否定することにあると思う。この観点に立って、私はあえて菅氏の側に立つ。


小沢vs菅直人!
森田にとっては菅直人を選択するほかないのである。
森田の小沢嫌いもほぼ病気である。

《今日の論点(2)》マスコミの政治報道はどうみてもおかしい/異常である/どうして、すべてのマスコミが、政治権力から離れ、政治的影響力を失った少数派の小沢一郎氏の動向だけに集中するのか?!/政治報道の中心は政治権力の中枢部に向けられなければならない/傍役の小沢一郎氏ばかり取り上げて報道しているのはジャーナリズムの堕落である
 すでに多くの人々が気づき始めている。「マスコミの政治報道はおかしい」ことに。
 「マスコミは、なぜ、少数派になり、権力から追われる立場に立たされている小沢一郎氏の動きだけを報道するのか」と疑問をおもちの方は多いと思う。この疑問は当然である。
 日本の大マスコミはヘンである。マスコミの政治報道が中心におくべきは政治権力の中枢部の動きである。野田内閣と民主党主流派の動きについての報道が、マスコミの中心におかれるべきである。「民主、自民、公明の三党合意」の政治的意味や民主党と自民党の一部幹部の間でひそかに進められている第二次保守合同の動きのほうが、政治報道としてははるかに価値の高いものである。大マスコミは、どうして、これらの動きを取り上げずに、些事のみを取り上げるのか? 日本のマスメディアはほとんど病気である。
 それだけではない。マスコミは公約違反をした野田内閣と民主党多数派をあたかも「善玉」のごとく報道している。どうみてもおかしい。さらに、正しい主張を貫いた少数派をあたかも「悪玉」のごとく報道している。正しい行動をとったのは、採決に際し増税法案に反対したり棄権、欠席した議員である。マスコミは逆さまである。マスコミよ! 反省せよ!


森田は小沢一郎をマスコミが取り上げることにさえ、けちをつける。
しかし、森田の頭の中はグチャグチャである。

>正しい行動をとったのは、採決に際し増税法案に反対したり棄権、欠席した議員である。マスコミは逆さまである。マスコミよ! 反省せよ!

民主党に残って、「反対・棄権」した議員は立派だからマスコミはもっと焦点を当てろ!
しかし民主党を出て行った小沢一郎は無視しろ、と叫んでいる。

》「森田さん。あなたはなぜ公明党を支持するのですか?」との質問に答えます 2012.8.12
公明党を私が支持する最大の理由は、公明党が世界平和を何よりも大切にし、平和・国際協調・国際協力のために全力を挙げて尽くしている政党だからです。
……
 第二は、公明党が地方を大事にする政党だからです。
……
 第三は、公明党はつねに大衆の中へ入り、大衆とともに悩み苦しみ、大衆とともに生き、死ぬという強い思想をもっています。恵まれざる人々を大事にすることが、公明党の基本精神です。国民とともに生きる公明党は貴重な存在です。
 以上、三つの理由で、私は公明党を支持しているのです。


公明党というのは、あの公明党のことなのか?
もしかして、公明党というのは2つあるのか?
わたしたちの知っている公明党と「国民と共に生きる公明党」と!

そして森田実の信仰の対象に二階俊博がいる。
森田の二階俊博に対する賛美は見るに堪えない。

《新・森田実の政治日誌》人徳で巨大な人脈を築いた政治家・二階俊博元経産相/出版記念会で東京プリンスホテル「鳳凰の間」満席に示された二階俊博衆議院議員の広い人脈と抜群の実力
 非常に多くの人々が、二階さんの人柄に惚れ、「義理と人情」を感じて参集した。会場は、二階さんへの強い期待とともに温かさがあった。二階さんの人徳が多くの人々引き寄せた。二階さんは人徳で「鳳凰の間」を満席にした。見習うべきである。
 それにしても、と思う。自民党の総裁や幹部は、何を考えているのか、と言いたい。二階さんのようなすぐれた政治家が、その能力にふさわしい働き場所を得ていないことは、国家の損失ではないだろうか。
 ある友人が語った。「自民党員に問いたい。いま自民党にとって大切なのは『ホンモノの政治家』である。マスコミに好かれるだけの、無能な政治家をいくら多く集めても、自民党が政権に復活することは不可能である。谷垣総裁よ、目を覚ませ!と言いたい」と。自民党員に要請する。この友人の言葉に耳を傾けることを! 真に人徳ある政治家・二階さんのさらなるご活躍を祈りたい。


結局森田の結論が下のようなところに落ち着くのも頷ける。

野田内閣の目に余る経済無策/このままでは、野田内閣は日本を破滅させてしまう
直ちに総選挙をすべきですが、野田政権はのらりくらりです。しかし、来春以後に総選挙を延ばすことは困難になりつつあります。
 自民党の国土強靱化計画と公明党の「防災・減災ニューディール」は同じ方向の政策です。両党で共同目標を立てることができれば、実現可能です。
 総選挙での政権交代による政策の大転換が求められます。日本経済、野田政権とともに滅びる、ということにならないようにしなければなりません。


森田実の描く理想的な政治体制は、二階俊博+公明党というものらしい。
森田実の論に説得力がないのも当然であろう。



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「退職金? 8000万です。 しばらく海外でノンビリしますよ。 ほとぼり冷まして来年からですね、ワタリは・・」 財務省 勝事務次官

身近にいられちゃぁ困る人ってのは・・ 案外多くいます。 最近じゃ、あまり使われなくなりましたが・・ 少し前までは・・ KYなヤツ・・ こんな言われ方してましたね。 空気が読め

  • 2012/08/20(月) 12:32:06 |
  • ラ・ターシュに魅せられて

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