【稗史(はいし)倭人伝】

稗史とは通俗的かつ非正統的な歴史書等をいいます。 現在進行形の歴史を低い視点から見つめます。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

もはや白旗をあげるしかない検察と裁判所

”鉄のトライアングル”という言葉がとんと聞かれなくなっている。
これは、政・官・財の利益共同体を指す言葉であった。
この言葉がほとんど死語になってしまったのは、トライアングルが崩壊したためではない。
余りにも当たり前すぎて、使う側も恥ずかしくなるほど言葉が陳腐化してしまったせいでもある。
が、何より、三角形ではなかったということが分かってきたせいである。

ホントは三角形でなかったのだ。
なぜこれまで気づかないでいたのか?
わたしたちは新聞、雑誌、テレビ等の、いわゆるマスコミという目を通してしか社会全体や政治を見ることができなかった。
最近になって私たちはようやく、マスコミそのものがその利益共同体の一角を占めていることに気づいたのである。

わたしたちは、マスコミそのものを外から眺める視点を持つようになったのである。
マスコミはまだその外からの視線の鋭さに気づいていない。

私たちは今、メディアの提供する情報と私たちが手に入れられる情報との乖離に愕然としている。
小沢一郎事件がその乖離を露わに示してくれている。

マスコミというフィルターを通してみる事件と、私たちが探し求めて得られる情報とはまるで別物である。

そして、今回の福島原発事故はもう一つの共同体構成要素をあぶり出した。
学者・学界である。
政府・中央官庁・地方自治体が、その隠れ蓑やアリバイ作りに利用している審議会・委員会等の数は誰にも数え切れないほど膨大な数にのぼる。
その中を学者たちが、掛け持ち、回り持ちで泳いでいる。

ただし、学者たちは主体的に動いているのではなく、自ら利用されることによって幾分かの利益のおこぼれにあずかっているだけだろう。
ほとんどすべての審議会・委員会等は、役人の運営する事務局のお膳立てで仕事をしている。
テーマの設定、人選、資料作り、事前説明、そして答申書・決議案の作成にまで、それは及んでいる。
いわば官の補完機構、アリバイ機関として働いている。
しかし、その力はばかにならないほど大きい。

これで五角形になる。
更にその上にアメリカが君臨しているらしい。

アメリカ+五角形ということになる。
こういう統治機構の姿が露わに見え始めてしまったのだ。
ようやく私たちは、小沢一郎のいう「統治機構の革命的改革」の意味するところが分かってきたのだ。

私たちは、裁判所はこの多角形の外にあると思っていた。
しかし、裁判所もまたこの多角形を形作る強力な要素だったのだ。
裁判所と検察庁という、この国の司法の心臓部の腐敗しきった現状が、日々明らかになっていく。

西松献金事件、陸山会事件で小沢一郎は確かに傷ついた。
しかし、それよりも深い傷を負ったのは検察庁であろう。
今現在も一日ごとに、傷口は広がり深くなっていっている。
裁判所にまでそれは飛び火してしまった。
裁判官個人の名前が取り沙汰され、最高裁事務総局などという一部局にまで国民の疑惑の目が向けられるようになってしまった。
有罪率99%などと、裁判所が検察の下請け機関だということも分かったしまった。
ヒラメ裁判官などという生き物がいることも分かってしまった。

検察審査会などというものを悪用したために、それを国民に逆に利用されるようにもなってしまった。
検審への長い道・本日、検察審査会に申し立てをおこなってまいりました (八木啓代のひとりごと)

大善裁判官が検察の行為を、「違法不当なもの」と言ってしまった。
市民の動きは強まるばかりである。

こんな状態で、有罪判決を出したらどうなるか?
たとえ執行猶予をつけたとしても、あるいはわずかの金額の罰金刑にしても小沢一郎は控訴する。
裁判は続く。
裁判所と検察庁の正体はますます剥き出しにされる。
ますます傷は深くなる。
取るべき道は、起訴棄却か無罪判決しかない。

破れかぶれで、有罪判決を出すか?
「肉を切らせて骨を切る」作戦!
ここまできたら、それも無理である。

小沢一郎は3年間苦労しながらも、まだ力を保っている。
たとえ有罪判決が出されても、今より悪くはならない。
それに対して司法の負った傷は余りにも深すぎる。
これ以上の攻勢は自殺行為である。

引き返すことが最良の戦術である。
そして、反省し、生まれ変わることである。
このまま死を待つよりはずっとましである。

わたしたちは、官とは行政権力のことだと思っていた。
司法・裁判所を官の範疇に入れて考えてはこなかった。
しかし、その精神構造は明らかに官のそれである。
してみると、”官”の、五角形における巨大さはずば抜けたものになる。
”政”は、ほんの使いっ走りに過ぎなかったのだ。

今、日本にとって最も大事なことは何か?

消費税ではない。
TPPではない。
原発でもない。
小沢一郎をして、この国の統治機構と戦わせることである。
正義と民主主義を取り戻すことである。



民主主義の確立のために!
人気ブログランキングへ
↑ ご面倒でもクリックをお願いします





下記もご覧下さい。
http://blog.goo.ne.jp/yamame1235


にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村

古書 那珂書房
>





コメント

今にして思えば

先日、都内某所である集まりがあったそうです。フリーランスのジャーナリストや検察司法のあり方根幹に関わる事象に危機感を募らせる人々が集まり告発などを元にした様々な情報を公開したそうです。その中で大久保秘書逮捕は国家を揺るがす疑獄が表面化して検察が動かざる得ない事態になることを防ぐためのスケープコードであったという有力な裏となる証言もあったといいます。確証を持っていえるのは、その隠しきれなくなる寸前の事件とは、一部に言われ始めた郵政疑獄のことだったと思われます。郵政疑獄といっても、当時世間に騒がれ始めたオリックス絡みではなく、まだ郵政が公社の時、2006年からの外資幽霊会社などに売却済みの郵政資産に絡んだ日米の政財界を巻き込む大疑獄の件でしょう。2009年2月は、すでに鳩山郁夫がオリックスへの売却を出来レースといって世間を騒がせていた時期です。しかしオリックスはたぶん談合で4回目の順番が回ってきただけのこと。当時騒がれるべきは、オリックスに対する売却阻止ではなく、すでに超安値で外資に売却された郵政公社資産に関わる疑獄でしょう。これは、国から破格値で購入した時点から数日も立たずに2転3転のそれこそ出来レース売却が完了していた。日米一部政財界が国民の資産をシロアリのごとく食い潰した後でした。検察はこれに見て見ぬふりを続けた。小泉から麻生内閣の走狗となった。(小泉の足の裏を舐めた天下り王の佐藤、松尾、ただ木、樋渡とろくな検事総長がいない)。それを思うと三井氏の言った司法と検察が当時政権に裏金を見逃してもらう代わりに法の正義と言う魂を悪魔に売り渡し、自ら悪魔の獣道を進むこととなったというのは最もだと思います。政権が変わったときにマスコミと検察、司法の抵抗があろうとも、彼らに足枷をかけられていた鳩山、小沢の代わりに民主党執行部が一丸となれば、政治権力によってまだ司法と検察の大罪を正しいち早く世間を正常化しうる可能性は高かった。しかし菅が仙谷とその取り巻きとともに正さなければならなかった検察とマスコミ、司法の闇に権力欲しさに魂を売り社会の傷をより悪化させ野田に至った。こうなれば膿を全て晒してもらいきちんと官僚も財界も政治家もマスコミも、我々国民も等しく責任を自覚する社会に一歩でも進ませるしかありません。そのためには横領や詐欺の刑事責任が問われない官僚に対する法制度を是正させ、金をせしめるためにストレステストを形骸化させ大災害をもたらした東電と径産省の刑事責任並びに賠償をとらせ、政治責任至る国民責任に誤魔化され収束されないように国民が自覚するしかないでしょう。同時に財源の為と言うよりこの度の東電と径産省に象徴されるように社会を健康にするため、天下りを完全撤廃させ、また法の公正と正義を取り戻すために、明らかに癒着した歪んだ出来レース判決に徹底して異議を唱え、検察とともに司法の膿も出し切らなくては、とても法の正義に国民が身を委ねられる社会にはならないでしょう。マスコミは腐って増すから、最初から百害あって一理なしです。

  • 2012/02/25(土) 20:29:57 |
  • URL |
  • SN #-
  • [ 編集 ]

SN様

コメントありがとうございます。
大久保秘書逮捕の裏にさらにもう一つの事件が隠されていたというお話は、いかにもありそうなことに思われます。
検察の闇、権力の闇の深さには驚くばかりです。
権力の内側にいる連中が結束しているのに、国民がバラバラの状態では到底太刀打ちできません。
最後は、おっしゃるとおり、「国民の自覚」しかないのでしょう。
それにしても私たちを取り巻いているすべてが問題だらけです。
改革には気の遠くなるような道のりがあるような気がします。

  • 2012/02/25(土) 23:05:01 |
  • URL |
  • 亭主 #-
  • [ 編集 ]

改革には、本当に気の遠くなるような道筋と年月がいるでしょうね。これは小沢氏1人が旗をふったからと言ってできる仕事ではないと思います。小沢氏の配下から小沢氏を越える人材が何人もでてこないとならないのですが、文字通り命を賭して、また誘惑にも負けず信念を押し通せる人がどれだけいるかと思うと暗澹たる気持ちにならざるをえません。どこか途中で変節して、結局は元の黙阿弥なんてことになりかねない険しい道のりだと思えます。

  • 2012/02/26(日) 10:53:00 |
  • URL |
  • らむちゃのパパ #GCA3nAmE
  • [ 編集 ]

訂正

天下り王の佐藤→原田(元検事総長)でした。

  • 2012/02/26(日) 13:33:19 |
  • URL |
  • SN #-
  • [ 編集 ]

公調検事・高橋真

高橋真訴訟の訴状は1月25日に簡裁に提出した、簡裁から補正命令書が届き直ぐに補正書を提出。
簡裁から地裁に移送する2月13日付けの通知書が届いた。

通常は訴状提出から、二、三週間ほどで期日通知が届く、移送された遅れとしても先週には期日通知が届くかと毎日首を長くして待ち続けている。

何しろ満期出獄から14年も探索し続けた偽造検面調書の実行犯・高橋真、昨年末の高橋の所在を確認してからいまだ半信半疑の夢見る心地である。

高橋には公調宛に提訴の意思を書留で送り、本人には届いている、これを裁判所は所在不明とする公示送達には出来ないだろう。
となれば高橋に訴状送達するか、或いは公調が受取拒否するか、それとも裁判所が弁論を経ないで訴状の却下判決をするか。

おそらく裁判所は被告高橋に打診をしている、訴状送達され口頭弁論が開かれれば高橋は絶体絶命の窮地の追い込まれる、そろそろ多額の退職金に手が届く歳だ、年度末の来月を前にして混乱していると慶ぶのは早計か。
http://suihanmuzai.web.infoseek.co.jp/120125.jpg.html

  • 2012/02/26(日) 13:34:26 |
  • URL |
  • 遂犯無罪 #1S0t/Q7o
  • [ 編集 ]

らむちゃのパパ様

いつも暖かいコメントをありがとうございます。
確かに、小沢一郎の最大の失敗は、後継者を育てられなかったことでしょう。
小沢一郎から見れば、満足できない政治家ばかりなんでしょうが、そこを我慢して人を育てることにも心を用いてもらいたいと思います。
第二第三の小沢一郎が後に続くことを期待したいものです。

  • 2012/02/26(日) 23:30:29 |
  • URL |
  • 亭主 #-
  • [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://yamame30.blog103.fc2.com/tb.php/244-96f3e752
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

年金制度の危機解消には日本独自の金融制度・政策確立が必要・独自の制度はTPP交渉にも役立つ

 OECDの勧告およびレギュラシオン理論で著名な数理経済計画予測研究所教授、現在ベルリン高等研究院フェローのロベール・ボワイエ教授の著『金融資本主義の崩壊・市場絶対主義を超えて』の知識を利用して、AIJ投資顧問社による年金資産2000億円消失事件を考えてみると、?...

  • 2012/02/25(土) 12:35:52 |
  • 国民の生活が第一は人づくりにあり

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。