【稗史(はいし)倭人伝】

稗史とは通俗的かつ非正統的な歴史書等をいいます。 現在進行形の歴史を低い視点から見つめます。

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官僚国家の破壊こそ急務

こんな馬鹿馬鹿しいシステムで運営されている国家があるか?
企業を例に取ってみよう。
経理部や営業部や総務部や人事部や技術部がそれぞれに社員を募集する。
年間の業務計画は経理部が作成する。
経営陣はすべて社外取締役。

各部門はそれぞれに子会社や系列会社を作って自分たちはそこに天下りしていく。

こんな企業が生き延びられるはずはなかろう。
しかし、これが日本なのである。

イギリスやフランスも官僚制度は守られていると反論する連中もいる。
しかしそんなことは、今のヨーロッパの体たらくを見てから言って欲しい。
消費税を上げないとギリシアのようになるという。
ギリシアこそ官僚国家の典型ではないか!
都合のいいときだけ外国を引き合いにだすのは彼らの常套手段である。

まず公務員の一括採用こそが緊急の課題である。
キャリアと呼ばれる国家公務員Ⅰ種試験合格者の忠誠心や帰属意識はどこに向けられているか?
採用された省庁である。
キャリアだけではない。
彼らは国家に雇われたのではなく、個別省庁に雇われているのである。
彼らはそこで一生を終える。
天下りもその延長線上の事に過ぎない。

公務員の一括採用という声が挙がったこともあったが、いつの間にか消え去っている。

国家公務員の一括採用、一括管理システム、天下り等に関する質問主意書
平成十八年六月九日提出
質問第三二五号
提出者  江田憲司

国家公務員の一括採用、一括管理システム、天下り等に関する質問主意書

 公務員制度改革の一環として、以下の課題について質問する。

一 「人材の一括管理システムの導入」についての現在の検討状況及び進捗如何。いつまでに実現するのか。また、政府内の担当部署はどこか。


これは天下り問題以上に国の運営方式を変える有効策である。
実現すれば、天下りなど自然消滅していく。

一人のキャリアが事務次官に出世すると、同期のキャリアはすべて退職する。
もちろんただで退職するわけはない。
退職金をもらって天下りしていく。
理由は、同期の人間の下では働きにくいからというものである。

バカを言っちゃいけないよ。
世の中には、年下の上司に仕えている人間など数え切れないほどいる。
一括採用が実施されれば、こんな馬鹿げた慣行もなくなるだろう。
同期入省が10人、20人程度だからこんなことをやっていられる。
同期採用が300人もいれば到底不可能であろう。

法務省の改革もすすむだろう。
現在法務省はキャリア官僚の採用はしていない。
どうしているのか?
局別採用という特殊形態である。
法務省の中枢要員は検察庁が採用しているのである。
検察庁が検事として採用した人間が法務省の運営を行っているのである。
一括採用によって、法務省にも普通のキャリアが回される。
検事は検察官の仕事だけすればよくなる。

いいことだらけの一括採用なのだが、当時の政府の答弁書はつれないものであった。

衆議院議員江田憲司君提出国家公務員の一括採用、一括管理システム、天下り等に関する質問に対する答弁書
内閣衆質一六四第三二五号
  平成十八年六月二十日

一について

今後、内閣官房、総務省等において、関係府省の協力を得つつ、引き続き検討を進めることとしているが、現時点で「人材の一括管理システムの導入」の具体的な期限をお示しすることは困難である。

二について

 御指摘の「一括採用」については、各府省ごとにその行政分野に応じて必要とされる人材が必ずしも同一ではないこと、特定の行政分野に携わることに意欲を有する有為な人材の確保が困難となること等の問題があり、その対象とする範囲を含め、幅広い検討が必要であると考えている。


以下、とにかく一括採用を導入したくないための言い訳が並ぶ。
回答者は内閣総理大臣・小泉純一郎であった。

”有為な人材”とはいうが、その有為な人材をことごとく腐敗させるのが今のシステムである。
Ⅰ種の事務職の採用数は全体でも300人程度である。
さほど管理が難しい人数ではない。

本当はキャリア制度そのものをなくすのが一番いい。
Ⅰ種・Ⅱ種などという差別をなくして採用後の仕事や能力によって昇進させていけばいいのだ。

かつて大蔵省キャリアは、二十代後半で地方の税務署長を経験させられていた。
さすがに現在では、三十代後半になってからということになっているらしい。

外からはっきり見えるのが、階級社会である警察キャリアである。

警察庁キャリアは、
採用即警部補。
1年の研修後、警部に昇格。
7年目に無試験で一斉に警視に昇任。

ノンキャリの場合は、昇任試験を受け続け、一発合格を続けても、警視になるのは40を過ぎてしまうらしい。
外から見えなくとも実質的に各省庁似たり寄ったりのシステムであろう。

キャリア制度廃止が理想ではあるが、とりあえず国家公務員の一括採用実現を要望する。

官僚丸抱えの民主党政権では望むむべくもないが……。
ましてこれまでそのシステムの上に乗っかってきた自民党にはなおさら期待できない。

”官僚”という言葉自体、わたしは嫌いである。
”公務員”でいいではないか!
わたしは攻撃対象をはっきりさせるのに便利だから”官僚”という言葉を使っているのだが、言葉自体の持つエリート臭には辟易する。

官僚改革には、政治任用を大幅に増やすことも有効であろう。
が、これについては又の機会に言うことにしたい。



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