【稗史(はいし)倭人伝】

稗史とは通俗的かつ非正統的な歴史書等をいいます。 現在進行形の歴史を低い視点から見つめます。

みんなで遺伝子組み換え米を食べるようになる…ネズミを追いつめなかった猫

窮鼠猫をかむ。
そこでネズミに逃げ道をあけておく。

しかしこのネズミ、どこまで本気だったのか……。
勿論、猫は野田でネズミはTPP反対派である。
一見反対派が野田を追いつめているかのようにもみえたこともあったが、盛り上がりすぎて引っ込みがつかなくなってしまった。

TPP慎重派抵抗、前農相ら「離党カード」も (YOMIURI ONLINE 2011年11月10日)
 山田正彦前農相は9日午前、国会内で緊急の記者会見を開き、首相がTPPの交渉参加を表明した場合、離党も辞さない構えを強調した。
 慎重派の議員はこれまでも「離党カード」をちらつかせ、首相に交渉参加を思いとどまらせる戦術をとってきた。


久々に本気の政治家が現れたと思ったのだが……。
期待したわたしがバカだった。
ネズミも逃げ道を探していたのだろう。
野田が用意した細い逃げ道に、待ってましたとばかりに逃げ込んだ。

微妙な言い回し、配慮浮かぶ=「懸念は十二分に認識」-野田首相・TPP交渉 (jiji.com 2011/11/11)
11日夜、官邸で記者会見を開き、環太平洋連携協定(TPP)交渉への参加方針を表明した野田佳彦首相。民主党側が「慎重な判断」を求めたのを受け1日延期された場で首相が口にしたのは、「交渉参加に向けて協議に入る」との微妙な言い回し。慎重派への配慮が浮かんだ。


「交渉参加」と「交渉参加に向けて協議に入る」とは同義である。
「参加」するにはその前段として「協議」が必要なのは当たり前ではないか。
しかし山田前農水相はこの言葉にすがりついた。

民主・山田氏、首相会見「参加表明でない」=TPP (jiji.com 2011/11/11)
 環太平洋連携協定(TPP)交渉参加に慎重な山田正彦前農林水産相は11日夜、衆院議員会館で記者会見し、交渉参加をめぐる野田佳彦首相の記者会見の内容について「ほっとした。交渉参加表明でなく、事前協議(の表明)にとどまった」と評価した。山田氏は「(首相は)党の提言をくんで踏みとどまってくれた」と語った。


野田の発言はTPP交渉参加宣言以外の何者でもない。
「踏みとどまってくれた」とは、よく言ったもんだ。
本音は、離党しなくて済んで一安心というところである。

民主党には本当にこんな連中しかいないのか?

「参加表明とは言っていない」鹿野農相が強調 (YOMIURI ONLINE 2011/11/11)
鹿野農相は11日夜、農林水産省内で記者団の取材に応じ、野田首相のTPP交渉参加方針の表明について、「首相は参加表明とは言っていない。今までの情報収集から一歩進んで、協議をするということで、交渉参加を前提とするものではないと理解している」と、慎重派に配慮した表現になったとの認識を強調した。


野田の発言は明瞭ではあるが、都合良く曲解する。
右を見ても左を見てもこんな奴ばかりである。

現在のところ日本では遺伝子組み換えの米の輸入販売は認められていない。
しかしながらTPP参加で遺伝子組み換えの米を食べざるを得ない日がくる。
1日三度、1年365日、米を食べているのが日本人である。
我が国において、米は、ほかの食品とは安全性の重要度がまったく異なる。

以前、厚労省がこのような文書を発している。

安全性未審査の米国産遺伝子組換え米(長粒種)の混入について
平成18年8月19日
食品安全部監視安全課
 道野 輸入食品安全対策室長  

 本日早朝、安全性未審査である遺伝子組換え米(LLRICE601)が米国国内の商業用の米から微量検出され、市場に流通している可能性がある旨を米国政府が公表したことを踏まえ、下記のとおり対応することとしましたのでお知らせします。
 注: 問題となっている遺伝子組換え米は長粒種であり、我が国が国家貿易で米国から輸入している米は中粒種又は短粒種です。



1. 在日米国大使館を通じて、米国へ書面により以下について要請。
(1) 我が国で安全性審査が終了していない米が対日輸出されることがないよう管理の徹底
(2) LLRICE601の混入に係る詳細な経緯、流通状況、検査方法等について情報提供
2. LLRICE601の検査が実施可能となるまでの間、米国産米(以下、加工品を含む。)の長粒種については輸入しないよう輸入者への指導を検疫所に指示
3. 国家貿易以外で既に輸入された米国産米については、長粒種であるか否かの確認と長粒種の場合には検査が実施可能となるまでの間、加工・販売を行わないよう都道府県等を通じて指導。


遺伝子組換え米はすぐそこまで来ている。
TPPで我が国の農業が破壊されるばかりではないのだ。
食品安全基準もアメリカに会わせたものにさせられる。
アメリカ製の化学肥料と農薬で育てられた遺伝子組み換え米。
数年以内にわたしたちは、そんな米を食べさせられるようになる。



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コメント

民主党、国営テレビ局をはじめとしたマスコミにはつくづく幻滅させられることばかりですな。こんな政権交代なら、なかった方がまだましでした。みんな魂を悪魔に売って白い物を黒だと言い切れる輩ばかりですな。

  • 2011/11/13(日) 00:53:03 |
  • URL |
  • らむちゃのパパ #GCA3nAmE
  • [ 編集 ]

総合研究大学院のプレスリリースについて一言

直接は関係ないですが、総合研究大学院のプレスリリースについて一言。Y染色体ハプロタイプでは、本土日本人は「DE系統D亜型D2A」と「NO系統O亜型O2B1/O3」とのほぼ半々の混血と結果が出ていますし、この点は、今回、総合研究大学院のプレスリリースである意味、裏付けられたという事が言えます(Y染色体ハプロタイプも参考にして方向性を定めたのでしょう)。しかし、総合研究大学院の調査方法では、アイヌ人(D2*)と本土日本人(D2A)の遺伝的違いが判別出来なかったということです。アイヌ人(D2*)は、縄文人(D2A)ではなく、同じ系列(D2亜型)の別集団(C3亜型が入ったのが証拠)と考えます。言語が違うのもそのせいでしょう。琉球(D2A)と似ているのは、本土日本人(D2A)でしょう。アイヌ人(D2*)とは若干の違いはありますが、本土日本人のD2Aに近い系統と言えます.。朝鮮人(O2B*)と日本人(O2B1)は、O2Bとしては系統が近いですが、若干異なるので、韓国人=弥生人とはならないでしょう。ここまでは、Y染色体ハプロタイプで説明しましたが、問題はmtDNAです。日本はmtDNAに関しては調べつくしたと思いますが、mtDNAとY染色体の結果が何故異なるのか、東ヨーロッパでも似た現象が発生していますが、現在のところ、原因がわからない点がジレンマとなっています。総合研究大学院の(mtDNAではなく核遺伝子を使用した)調査方法は、mtDNA、Y染色体とはまた別の方法である為、もしかするとより真実に近い結果が得られるかもしれませんが、この方法では、アイヌ人と日本人、琉球人共通の「DE系統D亜型」内の違いと、弥生人と韓国人の「NO系統O亜型」内の違いまでは判別は出来ない欠点があります(常染色体では系統分析が出来ないのです)。総合研究大学院のプレスリリースは微妙に正直であるといえます。一番重要な点はその内容を飛躍して考えないようにした方がいいという事です。例を上げると、弥生人の渡来ルートとして、「朝鮮半島経由」については、現段階では否定できませんが、日本の稲の遺伝子パターン等から、依然として別のルートの可能性も考えられるという事です。一つでも先入観があると飛躍した誤った理解となってしまいます。

  • 2012/11/23(金) 00:48:02 |
  • URL |
  • 考察 #mQop/nM.
  • [ 編集 ]

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