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【稗史(はいし)倭人伝】

稗史とは通俗的かつ非正統的な歴史書等をいいます。 現在進行形の歴史を低い視点から見つめます。

嫌な感じの新元号「令和」…いつまで続く改元祭り

元号の出典など、殆どの人は意識していない。
勿論、私もそうである。
知っているのは精々、中国の古典からとられているということぐらいであろう。
だが、出来た言葉はそれぞれの意味やイメージを持ってしまう。
勿論、考えるほうもそれを意識して組み合わせているのだろうが……。

明治……明るい政治、明るく治める
大正……大いなる正しさ
昭和……和をあきらかにする
平成……平らかに成る

私たちは、大体こういうイメージで元号に接してきた。
概ね、すんなり受け入れられるものだろう。
それに比べて今度の「令和」は極めて違和感が強い。
それは、「令」の持つ意味からきている。

「令」は、高校一年生が漢文を習うときに必ず出てくる文字である。
漢文の授業で最初に学ぶ漢文句法の一つに「使役」がある。
そこで使われる漢字の代表が「使」や「令」である。

使い方は、書き下し文にすると
AはBをしてCをDせしむ
(AはBにCをDさせた)
というような使い方をする。

「令和」を高校生に読ませると殆どの生徒は、「和せしむ」と読むだろう。
「仲良くさせる」、「協調させる」というような意味になるだろうか。
隠れている部分を補うと
「令(民)和」
「民をして和せしむ」
更に主語を補うと
「天皇は民をして和せしむ」となるだろう。
ところが……、今度の改元の中心が安倍晋三であることは、これまでの報道で明らかだろう。
すると、
「安倍は民をして和せしむ」
こう解釈する以外に、「令」と「和」は繋がらない。
なにしろ、「私は森羅万象を担当している」とか「私が国家です」と言った人物である。
このくらいのことは平気でやらせるだろう。

出典を国書に求める。
言い出したのは安倍である。
これはこれでいいのだが……。

漢書から国書へ。
前例にとらわれない。
ならば、元号などというものもいい加減に止めたらどうか。

3月30日は「改元祭」の前夜祭。
4月1日は本祭礼。
2日になっても3日になってもお祭りは続いている。
一体いつまで続くのか?
すぐに退位と即位がやってくる。
お祭りはまだまだ終わりそうにない。

私は、「令」の字の持つ無機質で冷たい感じが嫌いだ。
しかも、「令和」という字を見るたびに安倍晋三のしたり顔が浮かんで来そうで今から気が重くなっている。
困ったことに、「一世一元」ということが法律で決まっているらしい。

元号法
本則 第2項:元号は、皇位の継承があった場合に限り改める。

法律は変えることもできるが、果たして……。



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