【稗史(はいし)倭人伝】

稗史とは通俗的かつ非正統的な歴史書等をいいます。 現在進行形の歴史を低い視点から見つめます。

政治を語る小沢と政局しか語れないNHK大越

昨夜のNHKのニュース・ウォッチは、質の高い番組だった。
30分のうち少なくとも半分以上は満点であった。
久しぶりに政治についてのまじめな話が聞けた。
半分というのは、小沢一郎が話をしている場面のことを言っている。

あとの半分は落第である。
大越のしゃべる場面である。
ただ小沢に語らせる時間の方が長かったという点だけは評価できる。
途中で邪魔するが、小沢が冷静に捌いていたので、大越の惨めさが目立つばかりであった。

大越の主張の基本は、党で決めたことには従うべき、ということのようだ。
それに対し小沢の反論は理路整然としていた。
マニフェストも党で決めたこと。
消費税増税の党の決定手続きに瑕疵があること。
国民への約束の方が重いということ。

当然すぎる主張である。
外に対する約束を身内で勝手に変えていいはずはない。
民主党が国民に対してした約束を、民主党の都合で勝手に変えていいはずはない。
大越はそれを変えろという。

大越の立場がどちらにあるかあまりにも明らかである。
約束を破られた国民の側でなく、約束を破る野田の側にいる。

大越は、谷垣・自民党の小沢切り要求の映像まで用意していた。
ねじれ・進まない政治……、すべて小沢のせいという論理である。
妥協しない小沢が悪い?

何でもいいから決めればいいというものではない。
増税でも原発再稼働でもTPPでも、決められたら大変なことになる。
国民のために決めさせてはいけないことではないか!

政治家は誰に対して責任を負うのか?
第一に有権者である。
一政治家としてそして政党政治家として、政党の看板を背負って当選してきた以上、有権者に対する責任は負わなければならない。
有権者に対して言ってきたことに責任を持たなければならない。
個人として、主義主張・原理原則・基本理念を変えるのなら責任を取って辞めなければならない。
政党が基本理念を変えようとしているのなら、議員はその政党のあり方に対して戦うことこそが有権者に対する責任の取り方である。

小沢は有権者に対して責任を取らなければならない。
それは単に岩手の選挙区の有権者に対してのみではない。
全国の比例選挙を含め、民主党に投票した有権者すべてに対して責任がある。
納税者すべてに対して責任がある。
さらにこのような制度を持っている日本国民すべてに対して責任がある。

小沢一郎は、野田の代弁者になり下がっている大越とは、政治・経済すべてに対する認識の深さが違っている。
大越がいくら政局話にレベルダウンしようとしても、小沢は低いところに降りてこない。

何より、小沢一郎は自分の言葉で語っている。
言葉と思想が一致している。
言葉と人間が一致している。

借り物の思想を借り物の言葉でしか語れない野田との差は余りにも大きい。




頑張れ、小沢一郎!
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