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【稗史(はいし)倭人伝】

稗史とは通俗的かつ非正統的な歴史書等をいいます。 現在進行形の歴史を低い視点から見つめます。

菅よ、海江田を早く辞めさせてやれ。危ないぞ。

海江田経産相の精神状態がおかしいのではないか?
海江田万里62歳。
この歳になればそうたびたびは泣かない。

「抗議の辞任」一転「やらせ質問」受け号泣 引責危機…海江田氏いつ決断 (産経ニュース 2011.7.30 )

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ニコニコ動画のヤジコメントがおもしろい。(7月29日 経済産業委員会

『泣くか、泣くか』
『泣くぞ、泣くぞ』
『泣き芸人!』
『アーア、泣かしちゃった』。

肝心の泣く場面はこちらが面白い。
この泣きっぷりには唖然とさせられる。
国会でここまで本格的に泣いた議員がいただろうか?

自民党議員の追及に海江田経産大臣が号泣(You Tube 11/07/29)

今後、国会で海江田が答弁に立っても、関心は『いつ泣くか』の一点に絞られる。
海江田も泣くことに快感を感じているのではないか?

もともと被虐的性向の強い人物なのかもしれない。

海江田イジメは今年1月14日の第二次菅改造内閣発足で顕在化する。
この内閣改造の最大の目玉は、与謝野馨経済財政政策担当大臣であった。
それまでこのポストには海江田万里がついていた。
海江田ははじき出される格好で経済産業大臣に就任。
経済産業大臣の大畠章宏は国交大臣に。
国交大臣の馬淵澄男は民主党広報委員長に。
馬淵の場合はその前に参院で問責が可決されていたため、さほど不自然とも言えないが。

海江田にとっては二重の意味で不本意な人事であったろう。
当時菅内閣の最重要課題は、『社会保障・税一体改革』であったろうか。
その花形テーマを与謝野に取られてしまったのだ。

もう一つは、与謝野と海江田が同じ選挙区であるということである。
衆議院東京一区。
日本のと真ん中である。

二人はここで勝ったり負けたりの戦いを続けている。
前回与謝野は自民党の比例で救われている。

その二人が同じ内閣の閣僚として席を並べる。
次回当選はほぼ絶望の与謝野としては、必死で生き残り策を模索していたところであった。
一方、海江田にすれば、青天の霹靂である。
絶対安泰と思われた議席がにわかに揺らいできたのである。
思わず口にしたのが、『不条理』ということばであった。

これで海江田は完全に菅になめられてしまった。
不幸なことに、原子力事故が起こってそれが経産省の管轄であった。
しかし、菅は海江田を無視して勝手なことをやり続けた。
細野にも仕事を取られた。
イジメはエスカレートするばかりである。

それでも海江田は辞めない。
ストレステストで涙を浮かべ、手のひらに『忍』の字を書いてまで必死にこらえていたが……。

もしかすると海江田はマゾヒズムに目覚めてしまったのか。

苛められる喜び!
堪える快感!
そしてそれが頂点に達したのがあの随喜の号泣だったのか。

菅直人は早く海江田を辞めさせてやれ。
国際会議の場で泣き出されたりしたらみっともない。

民主党議員は掴んだ権力への未練から、権力ばかりでなく政治生命まで失いつつある。

海江田の場合、もっと危ない。



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