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【稗史(はいし)倭人伝】

稗史とは通俗的かつ非正統的な歴史書等をいいます。 現在進行形の歴史を低い視点から見つめます。

検察は大久保秘書の起訴を取り下げよ…えん罪は明白である!

我が国の司法は人権侵害の大本山である。
被疑者が検察の思惑に沿った供述をしないと、いつまでも釈放しない。
証拠隠滅も逃亡の恐れもないのにもかかわらずである。
司法と言ったのは、間違いではない。
検察のそんな無法を裁判所が許しているからである。

裁判所が毅然として検察の人権無視の取り調べを違法と判断すれば解決することなのだ。
そんな人権無視の取り調べの結果できあがった供述調書には証拠能力がない、と判断すれば解決することなのである。

村木厚子氏郵便不正事件

逮捕 2009年6月14日 
起訴 2009年7月4日
   2009年7月8日 - 大阪地裁が保釈請求を却下
   2009年10月15日 - 3度目の保釈請求を大阪地裁が認容。しかし検察側は大阪地裁へ準抗告。これが認められ、引き続き大阪拘置所で勾留
   2009年11月24日 - 4度目の保釈請求を大阪地裁が認容。検察側の準抗告も却下され、保釈される


実に五ヶ月間の拘留を裁判所が命じていたのである。
  
 2010年9月10日 - 大阪地裁で判決言い渡し。求刑・懲役1年6月に対し無罪(裁判長判事・横田信之)

判決までさらに10ヶ月間、村木厚子さんは刑事被告人という立場におかれたのである。

大久保隆規秘書の場合はもっとひどい。

2009年3月3日 西松建設事件に絡み政治資金規正法違反で東京地検特捜部に逮捕された
2009年5月25日 東京地方裁判所は、保釈金1500万円で保釈を認める決定
   検察は、保釈に反対して準抗告の手続き
     26日 東京地裁は、検察の主張を退けて、あらためて保釈を認める決定
        これにより大久保秘書は午後6時すぎに逮捕からおよそ3か月ぶりに保釈。
2009年12月18日 初公判
2010年 1月13日 第二回公判
            

ここで検察側絶体絶命の証言が、検察側証人より飛び出す。

●「小沢秘書逮捕で報道されない事実」(EJ第2734号)
 この日の公判では、「検察側」の証人として、西松建設の岡崎
彰文・元取締役総務部長の尋問が行われたのです。このとき岡崎
元部長は、西松建設OBを代表とした2つの政治団体について、
次の重要発言をしているのです。
―――――――――――――――――――――――――――――
      西松建設のダミーだとは思っていない
―――――――――――――――――――――――――――――
 これは検察側にとっては大ショックなのです。なぜなら、これ
は大久保秘書を立件した根幹に関わる点であるからです。岡崎氏
裁判官の尋問に対しても「2つの政治団体は事務所も会社とは別
で、家賃も職員への給与も団体側が支払っていた」と証言してい
るのです。これについての検察側と岡崎氏とのやりとりは、次の
ようになっています。
―――――――――――――――――――――――――――――
 大慌てした検察側が、「あなた自身が訴訟を起こされることが
 心配で、本当のことを話せないのでは」と聞いても「なぜそん
 なことをいわれるかわからない。もともとダミーとは思ってい
 なかった」と話した。
        ――日刊ゲンダイ/1月16日(15日発行)
―――――――――――――――――――――――――――――
 裁判の焦点は、大久保が2つの団体をダミーと認識していたか
どうかの一点であり、これが崩れると、検察側は一挙に苦境に追
い込まれます。無罪もあり得る展開です。マスコミはなぜ報道し
ないのでしょうか。       ―――[小沢一郎論/10]


(2010年1月15日 石川議員・池田秘書逮捕)
2010年1月16日 大久保氏再逮捕 陸山会の土地購入をめぐる事件で、再び逮捕された

日付に注目していただきたい。
大久保氏再逮捕は第2回公判からわずか三日目のことである。
再逮捕は、追いつめられた検察の公判引き延ばし策であるのはあまりにも明白である。
石川・池田両人の逮捕はそのカムフラージュか。
それとも検察の名誉挽回のため陸山会事件をでっち上げ、そのついでに大久保秘書を再逮捕、公判引き延ばしに利用したのか。

EJ氏によると便乗逮捕?

●「訴因変更を繰り返す検察の公判戦術」(EJ第2821号)
石川議員らが逮捕されたのは1月15日ですが、大久保氏につ
いては、この容疑で逮捕する予定はなかったのです。しかし、検
察は判決をとりあえず伸ばす必要があると考えて、急遽大久保氏
を逮捕したのです。3人のうち大久保氏の逮捕だけが一日遅れた
ことがそれを物語っています。


はじめから訴因変更をねらっての再逮捕だったのだろう。

2月4日 検察は東京地裁に両年分の訴因変更(07年分のみ追起訴)を請求

5月21日 東京地裁が訴因変更を認める

三ヶ月ももたもたしたうえでの決定である。
ここでも裁判所の優柔不断は目に余る。

そしてその後、大久保秘書の公判は、未だに開かれない状態が続いている。
しかしそうこうしているうちに、郵便不正事件での前田検事の証拠ねつ造事件が明るみに出てしまった。

大久保元秘書の調書撤回 東京地検、資料改竄事件の前田元検事が聴取担当 (産経ニュース 2011.1.21 )
関係者によると、同日開かれた大久保被告ら小沢一郎氏の元秘書3人の公判前整理手続きで、検察側は前田被告が取り調べた調書すべてを撤回すると伝えた。改竄事件が公判に与える影響を考慮したとみられる。

裁判引き延ばしが裏目にでてしまったようだ。
前田の取った調書を裁判の根拠とすれば、検察は前田調書の正当性を表明するようなものである。
どうやら追いつめられた検察は、この大久保秘書えん罪事件を前田一人の犯罪ということで納めようとしているのだろう。

しかし、二年近くも刑事被告人という汚名を着せられたままの大久保氏の人権はどうなるのだ。
公判も開けないような起訴行為は明らかな人権侵害である。
裁判所は調書の取り下げではなく、起訴そのものの取り下げを命じなければならない。

問われているのは、”検察の正義”だけではない。
”司法の正義”、”司法の権威”なのである。

裁判所はいつまで検察と一緒になって人権侵害を続けるのか!




昨年までの記事は下記にてご覧下さい。
http://blog.goo.ne.jp/yamame1235

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