容疑者の男性はこれまでの容疑では処分保留で釈放されて、新たに別な容疑で逮捕されたものである。
パソコン遠隔操作事件、片山容疑者を再逮捕(2013年3月3日 読売新聞)
一方、東京地検は同日、愛知県内の会社のパソコンから殺人予告が書き込まれた事件について、威力業務妨害容疑で逮捕された片山容疑者の処分を保留とした。同地検は「一連の事件の特殊性にかんがみ、慎重な捜査が必要」と理由を説明し、捜査を継続するとしている。
いくらなんでもこれはおかしくないか?
「一連の事件の特殊性にかんがみ、慎重な捜査が必要」
だったら、慎重な捜査をしてから逮捕するんではないか?
逮捕してから、「慎重な捜査」?
一度捕まえたらとにかく釈放したくないのだろう。
以前小沢一郎の大久保秘書のときの訴因変更も悪辣だったが、検察も警察もいつまでも変わらないようだ。
変わらないのはマスコミも同じだが。
片山容疑者の拘留延長を認めた裁判官のセリフもおかしい。
PC遠隔操作事件 逮捕の男、勾留理由の開示求めた法廷で無罪主張 (フジニュースネットワーク 02/26 )
パソコンの遠隔操作事件で、逮捕された男が勾留理由の開示を求めた法廷が、東京地方裁判所で開かれ、男は「わたしは事件とは全く関係ありません。1日も早く自由にしてください」などと、無罪を主張した。
片山祐輔容疑者(30)は2012年8月、愛知県の会社のパソコンを遠隔操作して、インターネットの掲示板にイベントを妨害する内容を書き込んだ、威力業務妨害の疑いで逮捕された。
弁護側は、「片山容疑者が犯人だという決定的証拠がない。取り調べの録音・録画を要求したが、警察は応じない」として、東京地裁に、勾留されている理由を法廷で開示するよう求めていた。
26日に開かれた法廷で、裁判長は「釈放したら、証拠を隠したり逃亡すると疑われる理由がある」などと、勾留が必要である理由を述べた。
「釈放したら、証拠を隠したり逃亡すると疑われる理由がある」
裁判長はこういうが、証拠を隠すよりも、証拠をでっち上げられる可能性のほうが高いだろう。
偉そうに言っていても、結局証拠なんて何もなかったのだ。
検察が裁判長を騙していたのか、それとも裁判長がただのバカ女なのか。
こちらは狂った「物価の番人」
日銀総裁候補 黒田東彦氏の所信要旨
(産経ニュース 2013.3.4)
大胆な金融緩和、弾力的な財政政策、中長期的な成長戦略の3つの組み合わせで、経済の課題を克服していく方向は正しい。日銀としてなすべきことは、大胆な金融緩和でデフレから脱却し、2%の物価目標をできるだけ早期に実現することだ。それは可能であり、日銀の使命。2%の物価目標はグローバルスタンダード(国際標準)だ。
どうせ言うのなら、インフレなき景気拡大を目指すというのが正しいだろう。
インフレは景気拡大に伴って起きる負の側面である。
いわば歓迎すべからざる結果である。
それを目指すって……。
原因と結果の逆転の発想か?
なお言えば、デフレ下での経済成長の実現こそが理想である。
通貨供給をいくら増やしても、それは国民の上澄みの部分を回流するだけである。
甲状腺がん3人、7人疑い 福島県「被曝、考えにくい」(朝日新聞 2013年2月13日)
福島県は13日、東京電力福島第一原発事故の発生当時に18歳以下だった3人が甲状腺がんと診断され、7人に疑いがあると発表した。チェルノブイリ事故では、被曝(ひばく)から最低4~5年後に甲状腺がんが発生しており、県は「総合的に判断して被曝の影響は考えにくい」と説明している。
チェルノブイリよりも発生が早いから癌ではない!
凄い理屈である。
普通は、チェルノブイリより早く発生したのなら、汚染がチェルノブイリ以上なのだと考える。
なにも総合的に考える必要はない。
医学的に考えればいいのだ。
こんな無茶苦茶な論理が通るのも、マスコミがついているからだ。
彼らはマスコミさえ味方に付けておけば、あとは何を言われても平気なのだ。
悪人退治の第一歩は、まずマスコミ退治からである。
頑張れ、小沢一郎!

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