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【稗史(はいし)倭人伝】

稗史とは通俗的かつ非正統的な歴史書等をいいます。 現在進行形の歴史を低い視点から見つめます。

総選挙惨敗後の民主は党内衆参ねじれで野田・岡田追放へ

総選挙が終わっても、野田や岡田や前原らは党の実権を握っていられると思っているようだ。
だが民主党は50前後の議席が精一杯と思われる。
野田が多少なりとも普通の神経を持ち合わせていれば責任を取って代表を辞任せざるを得ない。
野田が辞任表明をすると、代表選挙は幹事長が仕切ることになる。
そして選挙は両院議員総会でということになる。

ところで民主党参議院議員の数は現在88人である。
次期代表がどうなるかは参議院議員次第ということになる。
参議院議員集団はどう動くか?

輿石に参議院議員をまとめる力があるか?
もし輿石にその力があるならば、すべては輿石次第ということになる。

これまで衆議院議員が党の主導権を握ってきたが、輿石が党の役職と潤沢な党資金をエサに懐柔策をとれば、参議院議員たちは輿石に従うかもしれない。

もう一つの変化も起きる。
戻ってくるのは組合の強力応援を受ける連中である。
これまで鳴かず飛ばず、ただ員数合わせの議席に過ぎなかった旧社会党系、民社党系の連中は比較的戻れる確率は高そうだ。

野田、岡田、前原、仙谷、枝野、安住、玄蕃、菅……。
何人帰ってこられるか。
帰ってきてももはやこれまでのようには行かなくなっている。

輿石が、かわいがっているという細野当たりを代表に担ぐと異変も起こる。
未来の党が70議席も取っていると、輿石は小沢一郎と組むことを考える。
そうなると出て行くのは、野田、岡田、前原、仙谷、枝野、安住、玄蕃、菅……である。
こいつ等は維新とくっつけばいい。

参議院選挙は来年7月か8月に行われる。
そのとき今の議員達は現在の負けっ放しの執行部に選挙を仕切って貰いたいと思うか?
どうせならプロに仕切って貰いたいと思うだろう。
何と言っても、悲惨な選挙結果をその眼で見たばかりなのだから。

小沢未来の党と民主党が合併し、野田等が出て行く。
それが彼らの生き残る唯一の道だ。

輿石の取り柄は、マスコミの思惑を気にしないところである。
輿石大幹事長にはせめてこれまでの罪滅ぼしに、このぐらいのことをやってもらいたいものだ。



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「お前らには、被災地しか働き口はないぞ」という役人の傲慢と嘘つき民主

復興予算の職業訓練事業 計上後に裏付け調査 (東京新聞Web 2012年10月24日)
 法務省は二○一一年度三次補正予算で「被災地域における再犯防止施策の充実」事業として、北海道と埼玉県の刑務所で使う訓練用の小型建設機械と教材を約三千万円で購入。山花郁夫法務副大臣は十八日の参院決算委員会で「北海道と埼玉県の訓練受講生の七割が出所後、被災地での就労を希望している」と述べ、アンケート結果に基づき購入したと受け取れる答弁をしていた。
 ところが、二十三日の衆院小委員会で、公明党の遠山清彦氏が「いつアンケートを行ったのか」と質問したのに対し、山花氏は「今年十月だ」と答弁。遠山氏が「予算を付ける段階で調査してないことが判明した。いいかげんにしてほしい」と批判すると、山花氏は「『後付け』という指摘だが、要するに予算を付けた後、大臣から点検せよという指示があったので、それに基づき十月の段階で調査した」と釈明した。

「務所帰り」にはどうせこの程度がお似合いだ、というところだろう。
受刑者と被災地がどうすれば結びつくのか?
どちらも厄介者という発想か。

役人は受刑者まで食いものにする。
具合が悪くなると、やったかどうかも分からないアンケートを持ち出す。
アンケートの時期までごまかす。
数字まででっち上げる。
70%?

「大臣の指示」?
大臣ってだれなんだ?

まるでやる気のなかった滝実か?
それとも、ついに国会の大臣席に座らずじまいの田中慶秋か?
あるいは前の前の小川敏夫か?
いや、滝実が復活したから小川は前の前の前の法務大臣か。

10月に副大臣になったばかりの山花には訳が分からんだろう。
それでも嘘と出まかせだけはしっかり吐く。
こんな見え透いた嘘をついて恥ずかしくないのか?

ウソでもデマでもとにかくその場をしのげれば勝ちだというのが民主党である。
役人どもはおかしくて仕方がないだろう。
ちょっと知恵を授けてやれば、嬉々として飛びつく。

自民党が長い年月をかけて育てた役人文化が、民主党政権のもとで一斉に花開いている。


昨日突然、石原慎太郎が都知事辞任を発表した。
国政に転進するらしい。
しかし慎太郎ごときが今更ジタバタしてもどうなるものでもない。

すでに政治の分水嶺はイデオロギーではなくなっている。
ナショナリズムでもない。
「国民の生活」、「国民の幸福」なのである。

慎太郎の騒ぎは、分水嶺の向こう側の騒ぎに過ぎない。
かえって分水嶺を向こう側に押しやるだけである。
こちら側の領域は広がっていく。

「国民の生活が第一」の結党大会が盛況だったらしい。
またもやマスコミは無視を決め込んだ。

小沢一郎完全復権まであと17日!




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戦略眼なき国家戦略相・前原誠司…野田の投げやり人事

内閣府特命担当大臣
(国家戦略・海洋政策・経済財政政策・科学技術政策・原子力行政・宇宙政策)

これが現在の前原誠司の肩書きである。
自分でも正確には言えないだろう。

前原に戦略眼・戦略的素質がないことは証明済みである。

古くはニセメール事件。
そして八ッ場ダム。
日本航空処理問題。
尖閣漁船衝突事件。

すべて前原が後先も考えずに手を付けて、問題を紛糾させ、投げ出したものである。
極めつきの戦略音痴・前原を国家戦略相とは!
もしかすると野田には、前原でさえも優れた戦略眼の持ち主に見えているのかもしれない。
もっとも、国家戦略相が盲腸同然の肩書きなのはだれでも知っている。
そこで……”ちりも積もれば山となる”
思いつく限りの肩書きを集めて、重みをつけたか?

尖閣諸島:国有化のわけ、前原氏が説明 (毎日jp 2012年10月12日)
 前原誠司国家戦略担当相は12日のBS朝日の番組収録で、尖閣諸島(沖縄県石垣市)の国有化をめぐり、8月19日にあった野田佳彦首相と石原慎太郎東京都知事の会談内容を明らかにした。
前原氏は、同席者から聞いた話だと断ったうえで「知事がとにかくひどかった。『(中国と)戦争も辞さず』みたいな話をした」と説明。首相は首相公邸での会談後、「あきれた。東京都に(尖閣諸島を)持たせたら大変なことになる」と漏らしたという。内容は、中国側にも既に伝えてあると説明した。
 前原氏は「石原さんが(都による購入を)言い出さなかったら、この問題は起きていない。海上保安庁も自衛隊も持たない都が『尖閣を守る』と気合だけで言ってもらっても困る」と批判。都が尖閣諸島を購入していれば「調査で何度も上陸するか工作物を作り、(日中両国が)紛争になる」と述べ、首相が国有化を決めたことに理解を求めた。【久田宏】


どうやら前原の発言は、国家戦略相としてのものらしい。
問題にしたいのはこの部分。

>海上保安庁も自衛隊も持たない都が『尖閣を守る』と気合だけで言ってもらっても困る

自治体は確かに海上保安庁や自衛隊を持っていない。
だから尖閣を買ってはいけないという理屈らしい。

国が海上保安庁や自衛隊を持っているのは、国家の領土や国民の生命財産を守る為であろう。
個人だろうと自治体だろうと、正当かつ合法的な経済活動、社会活動をしているならば、それを守るのが国の仕事である。

外交上あるいは国家安全保障上問題があるから、という理由で都知事の行動を牽制するのなら、それはそれで筋が通る。
しかし、武力を持たないくせに、というのはおかしかろう。

相手はキチガイである。

東京都知事→東京都公安委員会→警視庁
都知事だってその気になればそれなりのことはできるのだ。
水上警察もあれば機動隊もあるし……。

都道府県防衛隊の創設!
石原ならそんなことさえ言い出しかねない。

武力を持たない国民の生命・財産を守るのが、国家そして政府の役目である。
もし、石原・東京都の行為が正当かつ合法的なものであるなら、前原よ、国はそれを守る責務があるのだ!

それにしても前原のこの肩書きはひどい。
国家戦略
海洋政策
経済財政政策
科学技術政策
原子力行政
宇宙政策

その気になれば何にでも口出しできる。
”キチガイに機関銃”というところである。



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野田は天皇に不当な国事行為を強制した

これまでに何度”史上最低内閣”と言ってきたことか。
それなのに日々新たに、最低基準を切り下げている。
どこまで悪くなっていくのかまるで想像もつかない。
底なしの悪辣内閣である。

”史上最低ライン”を一段と切り下げたのは、「近いうち解散」あたりからであろうか。
続いて参議院での問責が決議されると、国会は閉会状態で会期末まで逃げ込んだ。
国会閉会中に、図々しく内閣改造までやってしまった。
そして、新大臣は国会デビューもしていない状態である。

そしてもう一つ、野田が臨時国会召集から逃げ回っている理由がある。
原子力規制委員会委員の国会承認である。
委員長及び4人の委員は国会の同意が必要となっている。
そして委員長は天皇によって認証されることになっている。

PN2012091901001210_-_-_CI0002.jpg
 天皇陛下から認証を受ける原子力規制委員会の田中俊一委員長。中央は細野原発相=9月19日午前、宮殿・松の間

野田は国会承認を経ずに、天皇陛下に認証をさせてしまったのである。
国会を開けば、まず一番目に原子力規制委員会委員の国会同意を得なければならない。
しかしここで同意を得られなければ、野田は天皇の認証を受ける資格のない人間に認証を受けさせたことになる。
天皇の認証を取り消さなければならない。

”綸言汗のごとし”
天皇の行為を取り消させる恐れのある暴挙を野田はしてしまったのである。
少なくとも野田は、田中俊一委員長に天皇の認証を受けさせてはならなかったのであある。
総理大臣の任命は任命として、国会の同意を得るまでは、認証を延ばさなければならなかったのである。

そもそも野田は委員の国会同意を得るために6月に人事案を衆議院に提出していた。
しかしながら一度短い審議をしたままで、それを宙ぶらりんにしたまま、国会の会期切れに持ち込んだのである。
そして国会の閉会中に、総理による任命、天皇による認証に持ち込んでしまった。
野田にしてみれば、今更怖くて国会は開けない。
国会に否認されれば、天皇の認証行為が吹っ飛んでしまう。

総理による委員の任命は、緊急事態と国会閉会中にのみ許される。
国会が開かれれば、まず第一番にこの委員たちの国会同意を得なければならない。

国会で審議する時間は十分すぎるほどあった。
野田は、反対されることを恐れて採決を先に延ばし、国会閉会を待つ汚い手を使った。

天皇の認証状が無効になる。
ありうべからざる事態である。

国民騙しの野田であれば、国民の象徴たる天皇を騙すことなど平気なのだろう。

野田よ、もうこれ以上逃げ回るのはよしたらどうだ。
早く臨時国会を召集せよ!


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失敗を経験とみるか無能とみるか

野田が民主党代表に再選され、ぼちぼち党役員人事も固まってきているようだ。
幹事長 輿石東。
政調会長 細野豪志。
そして幹事長代行(選挙対策責任者)に安住淳だとか。

驚いたことに安住は選挙対策に豊富な経験をもっていた。

1997年9月民主党選挙局次長
2005年9月民主党選挙対策委員長……党代表・前原誠司
2010年6月民主党選挙対策委員長……党代表・菅直人
そして今回は幹事長代行として選挙対策の責任者ということらしい。

この経歴を見ると、安住は選挙対策のエキスパートの感がある。
しかし、安住は参院選大惨敗を始め、勝ったことのない男である。

野田は安住の経験を買ったのか?
とにかく経験はあるのだから。
それとも失敗が安住を成長させたと考えたのか?
普通は、「無能の証明」とみるところである。

安倍晋三が自民党総裁に選ばれた。
彼も失敗の経験者である。

自民党議員は安倍の何を買ったのか?
経験か?
能力か?
まだ「美しい国日本」なんて言っているところをみると、安倍もまた失敗から何も学んではいないようだ。
”弱い”というイメージを払拭するために、勇ましい言葉を必要以上に羅列する。
元が元だけに危険極まりない。

民主党議員は野田の何を買ったのか?
経験か?
能力か?
あの顔ぶれでは、民主党議員にも選択肢がなかったのだろう。

民主党ではまた岡田、前原、枝野らの使い回しをするらしい。
彼らはこれまで民主党の支持率を上げるのに貢献したことはない。
国民の暮らしのために努力したことはない。
ただ、大臣や党幹部の椅子に座った経験があるだけである。
野田も学ばないし、この連中も学ばない。

こんな連中を選び続けてきた私たちも失敗の連続であった。
そして失敗に学べる者は多くはないようだ。
民主党や自民党の代表選挙のお祭り騒ぎに巻き込まれて一緒になって騒いでいる。

地方票で一位だった石破が安倍に逆転されたら、民意と乖離だとバカマスコミが騒ぐ。
自民党支持者そのものが民意とかけ離れているのだ。
たかだか6、70万の党員数に過ぎない。
民主党も同じだ。
民主党では投票した数はわずか11万であった。

そして維新の会は、選挙をやる前に民意が離れていった。

残る選択肢は一つしかない。
控訴審は控訴棄却あるいは無罪判決の可能性が高まっているようだが、油断はできない。
一人の裁判官の自爆的勇猛心で思いがけないことも起こりうる。

小沢一郎本人も、その支援者も最悪の場合を予想して気持ちを引き締めなければならない。
こんなに悪人だらけの政界・官界なのに、小沢一郎が簡単に解放されるはずがない……。

ざっと眺めてみても絶望的な顔ばかりである。

バカにされる政治家
 安住淳、原口一博、石原伸晃
気味悪がられる政治家
 石破茂、玄蕃光一郎
嫌われる政治家
 前原誠司、細野 豪志
憎まれる政治家
 野田佳彦、岡田克也、枝野幸男、仙谷由人
無視される政治家
 町村信孝
哀れまれる政治家
 谷垣 禎一

尊敬される政治家
 小沢一郎
国民から応援される政治家
 「国民の生活が第一」の議員と候補者たち


外務大臣・田中真紀子なんてのはゴメンだぞ。
これも外務大臣をしくじった経験者だが……。
民主党よ、小細工はよして潔く滅びの道を走り抜け!
一人で寂しければ、自民党も道連れにしろ!



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