旧統一教会との並々ならぬ関係が問題になっている山際大志郎問題。
立民・打越氏の信仰質問、与党が疑問視立憲民主党の打越さく良氏が国会審議で、山際大志郎経済再生担当相に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の信者かどうかをただしたことについて、与党から疑問の声が上がっている。
この質疑について、自民党の世耕弘成参院幹事長は21日の記者会見で「公人といえ信教、内心の自由は保障されるべきで、適切でなかった」と批判。公明党の石井啓一幹事長も「公の場で聞くのは少し行き過ぎではないか」と苦言を呈した。
一方、立民の泉健太代表は会見で「不用意な発言は気を付けなければならない」と述べるにとどめた。
質問者は、山際大志郎と教団との関係を問題にしているのだ。
山際大志郎の行動の理由、根底にあるものをただすのは当然ではないか。
それが何故「信教の自由」に触れるのか?
統一教会とはなにか?
「宗教の皮をかぶった詐欺集団」である。
そこには、だましている奴とダマされている信者との二種類の人間しかいないのだ。
信者でもないのにそこに近づくものは、相手を利用することを考えている者である。
もちろんその代償は払ってやる。
自分の信用で相手に箔をつけてやる。
もちろん、こいつらはそのことを分かってやっている。
情けないのは、立民の泉健太代表。
自党の議員が難癖をつけられているのに、反論もできずに世耕に媚びをうっている。
この連中は、とにかく攻撃にはすこぶる弱い。
敵は図に乗って攻撃を続けてくる。
情けない!
「猫の手も借りたい議員はサインする」 推薦確認書で自民・世耕氏世耕氏は今月6日の参院本会議の代表質問で「多額の献金等を強いてきたこの団体の教義に、賛同するわが党議員は一人もいません」と主張していた。
いつの間にか猫の手を借りただけになってしまった。
泥棒猫の手を借りてはダメだろう。
いい加減な奴だ。
岸田首相「円安メリット生かす1万社を支援」表明岸田文雄首相は15日、「円安メリットを生かす海外展開を考えている中小企業、さまざまな企業、合わせて1万社を支援していく」と表明した。
誰がどうやって1万社を選ぶのか?
「総務省と経済産業省が31日に発表した経済センサス活動調査(速報)によると、2021年6月時点の全国の企業数は
367万4000社」あるとか。
この中から1万社を選ぶ?
いつまでに、どうやって?
いつぞやも「円安メリットを生かして」などと馬鹿を言っていたが。
円安だっていつまで続くか分からないのに。
それとも、まだまだ円安を続けていくつもりなのか。
脳みそがとろけているのか、もともと空っぽなのか。
国葬といい、内閣改造といい、息子の登用といい、「らしくない決断」が墓穴を掘っている。
菅内閣が滑り出した。
幾つか目立った特徴がある。
一つは派閥均衡型というところである。
派閥への配慮しっかり 横滑りも過半数で安倍政権継承くっきり 【菅内閣一覧表あり】主要5派閥別の閣僚数は、党内最大で安倍晋三前首相の出身派閥の細田派が最多の5人、麻生派は3人、竹下、二階の2派は各2人、石原派は1人。おおむね所属議員の規模に比例している。党4役と国対委員長を5派閥に割り振ったことを含め、派閥均衡型だ。
内訳をみると、
細田派 5人、
麻生派 3人、
竹下派 2人、
二階派 2人、
石原派 1人、
無派閥 3人
岸田派 2人、
石破派 1人
すべての派閥から採っている。
なぜ全派閥を網羅しなければならなかったのか。
安倍と違って、菅自身は自前の派閥を持っていない。
足場の弱い菅は派閥の均衡の上に立たざるを得ない。
それでも工夫の跡は垣間見える。
無派閥三人は菅との関係が極めて強い。
経済産業 梶山弘志(64)
菅首相の師 梶山静六氏の長男・無派閥
環境 小泉進次郎(39)
無派閥・神奈川県
国家公安 小此木八郎(55)
菅首相は父・彦三郎氏の元秘書・無派閥・神奈川県
小泉進次郎は神奈川つながり。
神奈川つながりで忘れてならないのが
行政改革 河野太郎(57)
麻生派・神奈川県
もう一つ、菅が重視したのが安倍晋三のつなぎ止めだろう。
まだまだ菅には一本立ちは難しい。
安倍を敵に回すことは絶対に避けなければならない。
防衛 岸信夫(61)初
安倍前首相の弟 台湾と友好構築・細田派
安倍の在職中は不可能な人事だったろう。
それとは別な意味で官房長官がある。
官房 加藤勝信(64)
副長官時代に菅長官とコンビ・竹下派
加藤家と安倍家の関係は家族同然と言われている。
この二人の登用は安倍晋三の母親の強い要望があったという報道もある。
それにしても加藤に菅のような役目が務まるだろうか。
虎が威をふるうためには狐という宣伝係が必要なのだ。
法務 上川陽子(67)
3度目の法相起用 裁縫上手・岸田派
これなんかも安倍晋三つなぎ止めの一環だろう。
もり・かけ・桜に加えて河井夫妻裁判を抱えて検察を抑えることは安倍の必須の要件である。
菅は自分の足元が不安定であることを自覚している。
菅としては、自前の足場が必要である。
ところで菅は無派閥という名の派閥をもっているらしい。
二十数人が傘下にあるとか。
しかし、イザというときの自分の支えには力不足であろう。
結局菅が頼る最後の砦、それが官邸官僚である。
「私ども、選挙で選ばれてますから、何をやるかという方向が決定したのに反対するのであれば異動してもらいます」
官僚に対する露骨かつ強烈な脅しである。
官邸官僚を駆使して政治を壟断するという宣言である。
これは官僚に対する脅しにとどまらず、官邸を通したマスコミ支配の宣言でもある。
マスコミさえ押えれば、怖いものはなにもない。
小沢・陸山会事件で彼らが学んだことである。
しかし、就任早々こんなことを言わなければならないのは菅政権の弱さのあらわれだろう。
精一杯の虚勢である。
安倍にあって菅にないものがある。
それは極右・狂信的信者群である。
彼らの力は馬鹿にはできないものがあった。
彼らはただひたすら安倍晋三を賛美してきた。
ところが彼らは急にその賛美の対象を失ってしまった。
彼らはそのまま菅賛美に移行できるのか。
菅には安倍のような思想性、極めて幼稚な思想ではあるが、それがない。
国家観も歴史観もない。
愚民を熱狂させるカリスマ性も弁舌もない。
だだただ脅しと駆け引きでのし上がるという志向しかない。
今、自民党議員も官僚もマスコミも菅政権の実力を測りかねている。
彼らは、菅の足元の強弱を見極めようと息をひそめて窺っている。
実態は、複雑極まりないバランスの上に成り立った危うい政権である。
一か所でもほころびが出ると一挙にガタガタになる可能性がある。
泣いても笑っても、一年後には総裁選がある。
菅に、それまで頂点に立ち続ける器量があるか。
その後の三年間、国政、自民党を任せるというコンセンサスを作り上げることができるか。
菅で総選挙を戦えるのか。
みんな半信半疑でいる。
菅内閣は砂上の楼閣である。
見えてるところは立派でも基礎はスカスカなのだ。
誰かが一押しするか、ちょっと強い風が吹いてくれば音を立てて崩れ落ちる。